コンスタンスが助かった可能性

二次小説「出逢い」の次の話辺りからぼちぼちこの辺の考察なんかも交えようかと思ったんだけど、どの程度出せるか自分でも分からないので先にこっちでやってしまおうと思います。多分小説や小説の補足説明でやったあとも「まだまだ語り足りないことあるから～」とブログでもやりそうな気がするし（笑）。

まぁそんなわけなので、今後小説の方と内容被ると思うけどゴメン！！><

そうそう、以下（今更だけど）結構アンチアトスな内容になっているので原作アトスファンの方は見ない方が良いかもしれません。

それでもいいよという方は「続きを読む」からどうぞ。

拍手ありがとうございました！！

 

２巻３３章、ミレディの毒を飲んでコンスタンスが死ぬシーン。ある意味第一部のハイライトとも言えるシーンだけど、実は私、彼女はここで助かる可能性は十分あったんじゃないかと思う。

だってさ、ぶっちゃけアトスの「あの女の毒には解毒剤はない」って

アトス自身に客観的な根拠なくね？？

ウィンター卿が言うんならまだ分かるよ？実際弟をミレディに毒殺されてるんだし…。

でもアトスって、ミレディとの夫婦生活において彼女が実際そんな危険なモノ作って人に飲ませているシーンに遭遇したことなんてないはずだよね。そんなシーンに出くわしてたら焼印気づく前に普通「この女怪しい」って思うはずだし。

彼女が解毒剤の効かない毒を作ることが可能だったのはその通りだったんだろうとは思うんだけど、このアトスの発言は、（今までこのブログで散々言ってた）彼のミレディに対する偏見と単なる思い込みでしかないと思うんだよね。

ついでに言うと、毒物を飲んでしまった時の対処法の一つに「コップ１～２杯の水を飲ませる」というのがあるんだよね。水を飲ませることで胃に入った毒を薄めて胃壁を保護したり、尿と一緒に毒を早く体外に排出させるんだとか。なんでも、毒の多くは水溶性なため、水分を取ることで身体への直接の吸収量を抑えることができるんだそうです。

まぁ有効的な方法なのかどうなのかっていうのはサイトとか見ると情報マチマチで良く分からないんだけど、っていうかホントは牛乳とか卵白が一番いいらしく、「水はないよりはマシ！」ってとこらしいんだが。

で、このシーン、水を飲ませようとしているのが２名ばかりいたよね？？

まぁこの時点ではコンスタンスの具合が何だか知らないけどすごく悪いってだけで毒盛られたことには誰も気づいてないんだけど…。

ただもしこの時アラミスとダルがコンスタンスに水を飲ませてたら毒の体内への吸収を抑えられてたかもしれないし、その間に誰か助けを呼びに行って然るべき人に対処してもらっていたら、例え解毒剤が効かなくともコンスタンスは（多少の後遺症は残ったかもしれないけど）助かったかもしれないし、もしくは少なくともあのシーンでああいう死に方しなくて済んだかもしれない、なんて思うのよ。

このシーン読んだ限りだと毒飲んだ後もコンスタンスは結構長めのセリフを喋っているので、即効性のある毒だとも思えないし…。

アラミスがアトスの形相に気圧されず水をコップに注いで飲ませていれば…。

そしてアラミスとポルトスに助けを呼んで来てほしいと懇願するダルをアトスが「だめだよ、今更助けを呼んでも。あの女の毒には解毒剤はないのだから」という根拠のない一言で遮らなければ…。

確かにミレディは明確な殺意をもって毒飲ませたわけだけど、「トドメ刺したのはアトスなんじゃないの？」って気がしてならないだよね。