一方そのころ伯爵は…（笑）

前回に引き続き５巻でダルとポルトス、アトスが捕まったくだりから。

ちょっとアンチアトスな話題入ってるので、それでもいいよと言う方は「続きを読む」からどうぞ。


拍手、ありがとうございまいした！

えーと２４章のこの部分ね。アトスがマザランにリュエイユに連行される部分。

「アトスが前方をじっと眺めると、アラミスの背中がはっきり見えた。大勢の中にいても、アラミスの剣帯と堂々とした身のこなしは、ひときは目立っていた。いずれは自分を救い出してくれるだろうという希望が持てたし、長い間親しく付き合っていたので、切っても切れない友情で結ばれているような気がして、視線はおのずからアラミスの後ろ姿に向けられるのであった」

…あれ？アラミスさん、いつの間にこんな頼りがいのあるキャラに？…じゃあなくて（笑）、アトスさん、アラミスの反対を振り切って自分で勝手に捕まりに行ったようなもんなのに、アラミスに救助を頼りっぱなしってどうなんだ…(;´д｀)
 
っていうか伯爵、捕まった後も「ダルタニャンが何かひらめいたに違いない」みたいなこと思ってましたよね？（２４章）

まぁポルトスも脱出計画についてはダルに頼りっぱなしだったけど、ポルトスは元からそういうキャラだったので、こういう頭働かせる系の仕事をダルに丸投げでも全然違和感ないっていうか、「ああ、ポルトスだな～（ほのぼの）」と思ったりするのですが、アトスがダルとアラミスを頼りにしているのが意外っていうかね…。

だって１部ではむしろ、こういう策をめぐらすのってアトスの方が得意だったじゃない？ラ・ロシェルのところとかさ。

ダルもアラミスも、結構アトスの考えを頼みにしてた気が。「アトス、どうしたらいい？」って相談しに行ってたこともあったと思うんだけど…。

まぁアラミスも１部と２部で大分キャラ変わったけど…。

…アトス、いつからこんな他力本願な感じになっちゃったんだろう…。

しかも折角ダルが脱出計画考えて実行に移しているのに、マザランの言葉に賛成しそうなそぶり見せたしね（３０章）。

ポルトスみたいに、相手に考えるだけ考えてもらったら「実行は俺に任せとけ！！」って二つ返事で引き受けるのなら文句出ないんですけど、ここのアトスはなんかこう…なんていうか…友達を頼るのは悪くないけど頼り過ぎだよ！！っていうか、３部見るまでもなくもうこの辺から「霞み喰って生きてます」みたいな部分が垣間見えるようで…ね。

まぁ要するに何が言いたいのかというと、１部と２部でアトスも随分変わったな～っていうのと、「仕事してくださいよ伯爵！！」ってことです（笑）。