ＢＢＣマスケシーズン３・第３話感想

今回ものすっっごく面白かったです。衝撃事実も明らかになって、もしかして急展開？（笑）

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前回出て来た難民のシルヴィ。１回限りのゲストキャラと思ってたら今回も出てきてビックリ！しかもなんだかアトスのことえらく信頼しちゃってるみたいだし。前回アトスにキスしてたし、今回も最後の方でキスしようとしてたから、もしかしてアトスに気があるのかな？アトスも特に嫌がってる風でもなかったし…まぁ男として好意を抱いてるのかどうかは分からないけど、一目置いてる感じかなのかな～。なかなか勇敢で行動力のあるコですよね。…ミレディどうなるんだろう。ミレディの再登場あるかどうか現時点では分からないけど、当面ミレディの代わり的なポジションなのかなー（「代わり」と言ったら失礼になるかもしれないけど）。

でもＢＢＣマスケって、「レギュラー化したオリキャラは物語後半に凄惨な死を迎える」とうパータンがあるので、あまりアトスと親密になると後で見てるこっちがキツくなる気がするのでそこはお手柔らかに願いたいのですが！！！！（＾▽＾；）

前回のボーフォール公に続き今回はブルボン王朝の風雲児（？）王弟・ガストン君が登場。謀反を企てて追放になっていたのが急に呼び戻されたんだって。アトス達に護衛（護送？）されながらパリに戻るも、財布盗まれちゃって勢いで３人も人殺しちゃったりとなかなか災難（？）ですなガストン君。流石ブルボン王朝の風雲児（だから違うって）ｗ

フェロン侯爵はガストンの帰還を喜んでるけど、トレビルとアンヌ王妃は「えっなんで？」と不審がっている模様。ソリャソウダヨネー（´・ω・）

そんなトレビルに、ルイが心の内を漏らします。「自分は肺結核を患った。もう長くはない。この夏が最後に過ごす夏になるだろう」と。うわー衝撃の事実！陛下そんな状態だったんだ…。「王太子はまだ幼い。あの子が成人するときまで自分は一緒にいてやれない。だから、自分の他に王家の伝統を受け継いでいる実弟のガストンに傍にいてもらって、息子に王家の伝統を引き渡すバトンの役目を担って欲しい」…と。切ないなー陛下…（´・ω・｀）

王太子を溺愛してるのも、自分は６歳の時に父親を失って、もう声すら覚えていないから、今のうちにできるだけ共に過ごす時間を作ってあげたいっていう、そういう気持ちだったんだなー…。

「王妃様がいらっしゃるじゃありませんか！」と言うトレビルの言葉を完全に無視していたのが気がかりですが…。どうしちゃったんだろう。やっぱりアラミスとの仲疑ってる？それとも単に「スペイン女だから」フランスのブルボン王朝のしきたりや伝統は守れないと思ってるんだろうか。フェロン侯爵によればこの二人の夫婦仲、完全に冷え切っちゃってるみたいだし…。

この「ルイの命はもうかなり限られている」っていうこと、ルイは信頼する友人であるトレビルだからこそ打ち明けたわけで、「例え相手が王妃であっても漏らしたらお前を処刑する」って言ってたんですが、この話、フェロン侯爵に立ち聞きされちゃってるんですよねー。うわぁ危険な臭いしかしないなぁコレ。

危険な臭いといえば！まーたアラミスがアトス達との団体行動（笑）から外れて王太子に接近を…！懲りないヤツだなーお前も。そーゆーのやめろっつーの！疑われるだけから！！！！（笑）。

ガストン君の盗まれた財布、実はお金は入ってなくて、ルイに対する謀反の企てのお手紙が入っていたのでした。やるなガストン！（違ｗ

で、「これが陛下の手に渡ったら自分は終わり」だから何とかして取り戻したいガストン君。それに嬉々として手を貸すフェロン兄ちゃん。再会のシーン見て兄弟仲いいんだなこの二人…って思ってたんだけど、ガストン「王太子さえ生まれなければ次の王位は僕のものだったのに…」フェロン「まぁまぁ、子供というのは何が起こるか分からないから…」だし、フェロンもフェロンで「ガストンの手紙にはルイを排除したい諸侯の名前が載っている筈だ。それは使える」って見えないところで言ってたから、要は二人とも王座狙ってるってことなんですね…！！！ガストン君の謀反はまぁ史実もあるからさもありなんなんだけど（史実はルイに対する謀反じゃなくてあくまでリシュリューに対する反発のようですが）、フェロン侯爵お前まで…！なんだこの王族同士のドロドロした謀反劇！！！！（好きだｗ）

ガストン君が財布（というか手紙）失くして３人も殺しちゃった現場が退役軍人のたまり場の酒場で、上記のような理由でなんとかしてガストン君をかばいたいお兄ちゃん（ルイ）が殺人の件を不問にして「財布盗んだ下手人差し出せ！」とか言って来るから、仲間殺された退役軍人の皆さん大激怒。軍人恩給が少ないという日ごろのうっ憤も相まって、一触即発の状態に。トレビルとポルトスが最後の説得に赴くも失敗して捉えられ…「もういっそ暴徒は親衛隊使って皆殺しにしましょう」とフェロン侯爵が言うもルイは友人（トレビル）の命は救いたいからと救出をアトスに託し、「救出が失敗したら一斉攻撃」ということになります。

退役軍人たちが立て籠ってる酒場に赴き、「人質の無事を確認したい」と言うアトス。出て来たポルトスに「アルザスの戦の時のように辛抱しろ」と言います。はて、アルザスの戦いって何ぞや？なんかまた分からん史実が出て来たのか？後でググらなきゃ！と思ってたらアラミスが聞いてくれた。「アルザスの戦いって何？」。ビバ！隠遁生活！（笑）

ダルによると、何でもアルザス地方で戦争してた時、ポルトスがスペイン軍に捕らえられ、ダル達は穴掘って助けに行ったんだって。つまり今回も地下から穴掘って助けにいくよ、それまで辛抱してね、ということらしい。ああ…こういう当事者同士しか分からない暗号的な会話好き好き！（●´ω｀●）

でもその会話を救出作戦失敗させたいグリモーが聞いてた！なんだ当事者同士でしか分からない内容じゃなかったのか。もしかして現役軍人とか宮廷人の間では結構有名な話だったりするんだろーか。地下道にやってきたグリモー、アラミスとダルがトレビルとポルトス助け出して地下道に降りてきたところ、火薬入った樽爆破させてドカーン！目の前で爆発したのに皆無事だったのは死に至る量ではなかったのかな？それともとっさに身を隠したのか…？前者だったら詰めが甘いぞグリモー。

しかしどうやらこの爆発音が「救出作戦失敗作戦成功だよ（分かりにくいｗ）」の合図だったようで、親衛隊の一斉攻撃がスタート。銃士隊は仲間を救うために（というかこれ絶対どさくさに紛れて銃士隊も始末しようとしてますよね？）退役軍人さんたちと共闘することになります。

でも多勢に無勢で次第に劣勢に追い込まれ…こうなったら玉砕覚悟で打って出るしか！？みたいな状況になったとき、コンスタンスとシルヴィがなんか大勢引き連れてやってきた！！！コンスはパリ市内にいる他の退役軍人や控えの銃士、シルヴィは難民集落の皆を呼んできたのかな？

これで形成逆転。皆で親衛隊を袋叩き（笑）にします。なんかコンスタンスと親衛隊のマルショー隊長が何かあるたびにお互いつっかかってるんですけど、前回のダルじゃないけどホントお前らの間に何かあったの？って聞きちゃいたいです純粋に。単純に１話の「コンスタンス発案・親衛隊が入浴中に温泉に火つけちゃいましょう大作戦」のこと根に持ってるってだけじゃないような…？

肝心のガストン君のお財布は、酒場のオーナーの奥さんが盗んでました、というオチ。お店の経営が苦しかったから、つい盗んでしまったとのこと。…ああ…もっと早くに銃士隊に渡してあげればこんなことにならずに済んだのに…（ノД｀）。でも息を引き取る間際、それを旦那に伝えようとしたとき、真実を知ったダルに「君は名誉を守った。勇敢に戦ったんだ」って言われたのがせめてもの救いなのかなー…。少なくとも罪悪感を抱いたまま死なずに済んだんだとは思う。。。（でも何となく同情はできない…）

問題のお手紙はもちろん陛下の元に届きました。ガストン君、折角王宮に戻って来たのに王宮を追放されて監獄へ。この辺の流れは史実を基にしてるんですかねー（参考：ウィキペディア）。様子見に来たフェロン侯爵に「愛人の子が偉そうにするな」って言っちゃうあたり、やっぱこいつら仲悪かったんだなー。フェロン侯爵も随分な脅し文句言ってましたしね。ガストン君、「釈放されたら真っ先にお前（フェロン）を殺してやる」って言ってたけど、史実ではリシュリューに見事に返り討ちにあってるからやめといた方が良いと思うよ。

どうでもいいけど上のウィキにあるガストンの肖像画、ドラマの中のガストンと似てません？おでこの広さとかｗ

前回はボーフォール公、今回はガストンと実際の王族が続けて出て来たけど、キーキャラのフェロン侯爵も王族だし、ルイの寿命のこともあるし、今シーズンはもしかしたら、王族同士の権力争いが物語の主軸になるの…かな？なんて予想してみるよ☆