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☆香月の庵リターンズ☆

原作アラミススキー。「アニ三アラミスは原作アラミスの好みのタイプだよね!」というコンセプトのもと、原作アラミス×アニ三アラミスという異色カップリングをネットの片隅で限りなく追求しています。あと原作考察(ほぼアラミス関係)。

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「ダルタニャンとミラディ」感想①

ホントは全部読み終わってから書こうと思ったんですけど、どうにも気持ちが収まらないので発散の意味も込めて途中までの感想書いてしまいます。

2008年発行の本なので今更ネタバレとか気にしなくていいよね?って思ったのですが長くなってしまったので折りたたみます。下の「続きを読む」からどうぞ。(しかし我ながらアラミスに偏った気が…。)

ちなみに今、第1章の17節が読み終わったところです。「少年編」のちょうど1/3くらい?


拍手ありがとうございました!!

拍手[2回]


これって講談社のだったんですね。黄色い装丁に「原作 A・デュマ」と「三銃士」の文字見たとき、一瞬鈴木力衛先生のダル物かと思ってしまいました。この装丁の仕方ってわざとなのか(笑)。

ロシュフォールがお間抜けさん…wwwいやそれはいいんですけど、私「ロシュフォールはバカだけど実直にリシュリューに仕えている分リシュリューには他の誰よりも信頼されている」って思ってたんですけど、どーもここでは違うっぽい。っつーかむしろロ伯の片思い。切ねー!!(笑)

ここのロ伯は異様に切ないです。猊下からは信頼されてないし、ミラディにはぞっこんなんだけど本人には相手にされていない(というかあくまで身体だけの関係?)みたいだし、トレビルのことも「友達」だの言ってるけどどーもロ伯が一方的に思ってるだけのエア友達っぽい気が…。

ロ伯が左遷(と本人は思ってない)されるときミレディに書いてよこした手紙でダルと三銃士の出会いの様子が分かるんですが、そこでのアラミスの描写が…的確すぎて何も言えない。ハンカチの一件での言い逃れでは「機を見るに敏」だの「さすがは銃士隊一の策士」だの「狡猾な奴」だの、挙句の果てには「我々(ロ伯やミレディ=枢機卿側の密偵)も彼のやり方を大いに学ぶべき」だの「まったく狡猾な奴だ。お前(ミレディ)も奴を相手にするときには十分気をつけろ」だの…散々な言われよう褒め過ぎだって!!(褒めてないって!)

ハンカチの一件のやり取りは原作(鈴木力衛版)よりこっちの方が分かりやすいですね。アラミスの性格の悪さがここぞとばかりに出ていてちょっとクラクラ(笑)。

その後も「アラミスは、自分が優位になったらそれをいつまでも利用したいタイプ」「屁理屈を並べさせたらアラミスにかなう者はいない。こういう時の彼は親にも毒を飲まかねないほど冷たい表情になる。見ていてぞっとするほどだ」だの、決闘の約束するまでアラミス絶賛はまだまだ続きます。ああ楽しい、楽しすぎる…!!!最後のところでは私思わず「ぶっ」っとか噴いちゃったわ。家の中で読んでるときでマジでよかった。

しっかし「親にも毒を飲まかねないほど冷たい表情」ってどんな表情やねんって思うんだけど、ただ一言言わせてもらえればね、アラミスって実際親に毒飲ませるようなシーンでは冷たい表情も温かい表情もせず、普段と変わらない取りすました表情で眉ひとつ動かさず飲ませると思うんですよ。…まぁどっちにしろろくな性格じゃないですけどね!むしろ冷たくとも表情入ってた方が人間的かなっていう(あれ?フォローになってない)。

決闘後4人はお決まりの仲良しさんになるんですけど、その前のアラミスとポルトスの会話がまたイイんですよね。ダルがアトスに殺られそうになるや「終油奉持司祭を呼ぼう」というアラミスに「普通の坊さんじゃだめなの?」と聞くポルトスに

アラ「普通のじゃ値が張るんだよ。誰が出すんだ誰が」
ポル「死ぬ本人じゃないの?」 
アラ「あいつどう見たって金持ってないだろ?行きがかり上3人で割り勘だ」
ポル「…安いのでいいや。アトス、出来るだけキレイに殺せ!!」



 笑。
  


あとこのほかにも、トレビルさえうろ覚えな銃士隊の入隊規則をばっちり覚えていたりとここのアラミス中々素敵です。ロ伯曰く「アラミスはそいう言う細かいことを常に完璧に掌握している」らしい。さっすが未来の管区長猊下、頭良すぎてシビれます。

ちなみにロ伯の手紙の内容はダルと三銃士の出会いからダルがプランシェ雇ってデ・ゼッサール隊に入るまで。長いです。長すぎです。こんなに長く手紙書いているヒマがあったら仕事してください伯爵(笑)。

シュブルーズ公爵夫人がなんかすごいお局様だ…。第1部ではアラミス×シュブルーズ夫人を推す私はバッキンさんとデキていたのがショックだったんですけど、どうやらこの話では彼女とアラミスは何の関係もないようで…(まだちゃんと読んだわけじゃないから分からないけど)、その代りボアトラシー夫人と仲良しさんみたいだからまぁいっか。

しっかしバッキンさん、イギリスでもフランスでも見境ないよなー(笑)。
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