☆香月の庵リターンズ☆
原作アラミススキー。「アニ三アラミスは原作アラミスの好みのタイプだよね!」というコンセプトのもと、原作アラミス×アニ三アラミスという異色カップリングをネットの片隅で限りなく追求しています。あと原作考察(ほぼアラミス関係)。
アニ三アトス考(※加筆修正アリ)
- 2012/10/11 (Thu) |
- その他三銃士 |
- CM(1) |
- Edit |
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この間アトスのこと書いたので、それに関連して。
(どのカテゴリーに入れたらいいのか迷ったのですが、自分とこの二次創作<要するにアラアラ>にも関連することなのでこっちに入れてしまいます。AAの「A」は今回に限りアトスのAということで・笑)←2014年3月24日、「その他三銃士」に移動しました。
私ね、アニ三アトスって「ミレディの肩に焼印を見つける前までの原作アトス」に近いんじゃないかと思うの。
アニ三アトスには(原作のような)過去がないってよく言われるけど、過去がないってことはつまり、「それを経験していない頃のアトス」ってことなんじゃないかと。
つまり女性に対しても王権に対してもものすごく清らかで神聖なイメージ抱いてて、それを自分の中で半ば神格化している…というか…なんかこう…友情にしろ何にしろ、自分の信じるものには穢れはないと信じている、世の中の良いところしか見えていない、イイトコのお坊ちゃんというか…。(一言で言うとラウル風というか…)
その最大の根拠は何かというと、何話だったか忘れちゃったけど、鉄仮面かぶせられて「自分は国王だー!!」と言うルイ13世に、「国王陛下ともあろうお方がお膝元のパリの人口を知らないなんて何事かーー!!」とキレる場面。ルイ13世の人となり知っていればむしろあの答えで100%本人だと確信すると思うんですが(どこかのサイトさんでもツッコまれてたと思いますが)、アトスは「王権とは神聖なもので、その神聖な王権を賜っている国王陛下はパリの人口くらい知ってて当然」っていう良く言えば思い込み、悪く言えば幻想を抱いていたからこそああいう質問とリアクションが出てきたんだと思うんだよね。
そしてパリに出て銃士になったのは、王権に対してそんな神聖な幻想イメージ抱いている若きラ・フェール子爵さんが、天から王権を生まれながらにして授かった神聖にして犯すべからざる国王陛下にお仕えすることを夢見て―ということだったら最高。ていうか萌え(笑)。(なんかホントにラウルっぽいなー)
<注:こっから先はかなりアンチアトアラな意見になるのでそれでもいいという方のみ「続きを読む」からどうぞ。まぁもう私がアンチアトアラだってのは周知の事実だと思うので、今更注意書きもへったくれもないと思うけどねー>
そしてもう1コ、「自分の信じるものには穢れはない」と信じていると思われる根拠がコレ、「アラミスは鉄仮面やミレディの陰謀を暴くべく、わざと敵の懐に入ったのだ」とシャトレでポルトスに言う部分(セリフ違ってると思うけど勘弁!!)。ポルトスに納得してもらうための方便ともとれるけど、アラミスの目的がアトスの語ったものとは実際違うのは周知の通りなわけで…。
私、アトスはアラミスの裏切りを目の前にしてホントに怒ったんだと思うのよ。「銃士隊長の椅子で簡単に我々の友情の誓いを忘れるような奴だったのか!」って(しかもその前に「隊長が辞めるなら、僕らも銃士を辞めようじゃないか」なんて言ってた分尚更)。でも最終的にアレがわざとだということに気付いたのは、「我々の友情は神聖なもので、そんな神聖な絆で結ばれた友が我々を裏切るわけない!」って思ったからなんじゃないかな~。
んで、アトスが上のセリフをポルトスに言ったのがシャトレにいる鉄仮面がルイ13世だと確信持てた後だったか前だったか忘れちゃったけど、「では彼が我々を裏切る振りをしてまでしようとしたことは何だろう?」→「銃士として誠実な貴族として、そして穢れのない友情という絆で結ばれた友が執る唯一の正しい行動…それは悪人どもの陰謀を暴き国王陛下をお救いすることだ!」って思ったんだと思うのよ。
個人的に、アトスがアラミスに優しいシーンがあるのはアラミスが女だと気付いているのでは決してなく(昔は私もそんな風に思ってたこともあったけど今は違うんですよ・汗)、あくまで「自分達の友情の誓いは神聖なもの」で、彼(アラミスのこと)を兄弟のように大切に思っており、かつ「友達とはかくあるべし」っていう思い込み(のようなもの)が根底にあったからなんだろうと思います。
アトスの立ち居振る舞いが年の割に紳士的だったり(そんな風に見えませんか?)、言動が大人びている(ように見える)のは、多分彼が原作同様由緒正しい貴族のぼんぼんで、古来中世から続く「貴族とはかくあるべし」な正統派教育受けたてきたからなんじゃないかな、と思う(要は原作でいうところの「大貴族の風格」ってやつ)。だから王権に対して神聖な気持ちを抱き、友情の誓いを大切にし、女性に対しても二次元的なキレイなイメージを抱いているだけで別に女嫌いというわけではない、のだと思う。そして多分彼は原作にあるような本当に意味での挫折というのを知らない。
だからこそアニ三アトスは国王陛下に忠誠を誓い、友情を大切にし、ダルタニャンには過保護父性的な優しさを見せ、特に女嫌いというわけでもなくナナ・ベルナールに鼻の下を延ばし(笑)―原作にあるような暗さが払しょくされた(というか形成されていない)アトスなんじゃないかと思う。
もし彼が原作同様「(金髪)女嫌い」な状況に陥るのだとしたら、それは「穢れのないものと信じていた自分達との関係を偽っており」「しかも神聖な国王陛下をも欺いていた」某誰かさんが原因になるんじゃないかという気がするんだよね。
ていうか私、原作でミレディがアトスに過去や烙印のこと隠していたことと、アニ三でアラミスがアトスに女であることを隠していることがめっちゃ重なるんだよ。原作アトスもミレディの烙印のこと知るまではあんなふうに紳士的で優しかったと思うしさー。
…で、アラミス自身も長い付き合いなのでアトスのその辺のことを良く分かっていて、だからこそ言い出せなかった―作中に「時」は訪れなかった―のだろうと思います。
(まぁ作中でちゃんと秘密話してほしかったってのはもちろんあるんだけど、アラミスの言うこの「時」というのは「バレたら」という意味で、積極的に自分から言う気はなかったんじゃないかなぁって気がするんだよね。ちゃんと話してその後の彼らの関係も描いてくれれば、こんなにあれこれと考えることもなかったんだけど~~~。)
拍手、どうもありがとうございました!!
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COMMENT
お久しぶりです☆
香月Pのアラミス好きはとうとうここまで来たのですね!アラアラ!なんて究極なのかしら!?なんていうか自分だから好き?みたいなところもあるのかな。自分以外好きになれないとしたらアラミスらしくていいわね。奥が深いです!色々教えて欲しいです。
原作アラミス考察?アラミス視点なところが非常に興味深いです。また原作読みたくなってきました♪気が向いたらダルアラもお願いします。てへ。
Re:お久しぶりです☆
そう…そうなんですよ。私のアラミス好きもついにここまで来ちゃったというか(汗)。
我ながら「ああ…(ため息)」ってな感じですよもう。
我に返るとあまりのバカバカしさにホントにバカバカしくなってくるので、
我に返らないようにしています(笑)。
>なんていうか自分だから好き?みたいなところもあるのかな。
わわわ~!!!こちらにいらしてくれたばかりなのに
こんな核心ついたコメントありがとうございます!!
そう!そうなんですよね!最初は「アラミスの好きな女の人って
ロングヴィル夫人とかシュブルーズ夫人とか、男勝りで活発な人ばかりだから
アニ三アラミスだって好きに違いない」って思ったんですけど、よくよく
考えたらこれ自分自身じゃん?ああなんか自分自身が好きって
すげぇアラミスっぽい~(めろめろ)なんて思ったのでした。
そこに何も言わずに気付いてくれたゆきPはさすが!さすが原作スキー!!
原作考察も読んでくださってありがとうございます。
ダルアラも相変わらず好きなので気が向いた時にでも(原作単独でしたらダルアラ、
アラシュブですから私・笑)。
っていうかむしろダルアラはゆきPが量産する方向でお願いしますよ~!!