☆香月の庵リターンズ☆
原作アラミススキー。「アニ三アラミスは原作アラミスの好みのタイプだよね!」というコンセプトのもと、原作アラミス×アニ三アラミスという異色カップリングをネットの片隅で限りなく追求しています。あと原作考察(ほぼアラミス関係)。
一方そのころアラミスは…
- 2014/01/23 (Thu) |
- 勝手に原作考 |
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5巻22章から31章までのくだり。ダルの脱出計画については詳しく書かれているけれど、アラミスの計画についての詳細はほとんど触れられていないですよね。
小説内に描かれていることといえば
・アトスが捕まったことを知ったこと(22章最後)と
・アトス(とダルとポルトス)が捕えられている場所を確認したこと(24章)と
・軍隊を集めてリュエイユの邸を包囲したこと(30~31章)
の3つくらいで。
ダルが脱獄計画練って実行に移している間、アラミスも時を同じくして脱獄計画を練って実行に移し、ダル達がリュエイユの邸から脱出した丁度そのタイミングで邸を包囲し、馬まで用意していた―っていうところなんて、31章の掛け合い読むまでもなく「お前ら波長合い過ぎ!!!」とツッコミを入れたくなるところなんですが(笑)。
考えてみれば、アラミスが仲間に隠れてコソコソやっている計画が詳細に語られるのって3部の国王すり替えが最初にして最後な気がするんだよね。1部でも何やらこっそりやってる感はあったけど、本当に「何かやっている感」がフワっと出ているだけだったし(っていうか1部はそもそも影自体が薄かったし…)。
ただまぁいずれにしろ、5巻21章で本人が語っているように、「やるからには自由の身で、上手に、素早くやってのけなくては」というのが、彼の行動のモットーなんだろうなぁ(個人的にはそれプラス「正攻法で」が入ると思うんだけど・笑)。3部の陰謀なんて、まさしくそんな感じだもんね。
で、話は元に戻すけど31章。本人は兵隊を「大司教補から借りた」って言ってたけど、アラミスってその前のシャラントンの戦い(20章)で大司教補におもっくそ嫌味言ってたよね。
「アッハッハ!大司教補であらせられる猊下は、さだめし聖書の文句をご存知でしょうな?」
「大公殿下は今日、あなたをコリント前書の聖パウロのように扱っておられますな」
って。
これに対する大司教補の反応というのが詳しく書かれてないから分からないけど、普通こんな嫌味言われて気分を害さないわけないわけで。しかもアラミスってこの時司祭でしょ?大司教補にしてみれば格下の相手に嫌味言われたわけで、相当ムカっ腹立ててて然るべきだと思うんだけど。
よく軍隊貸してくれたよね、大司教補。あれからそんなに日にち経ってないと思うのに…。よっぽど人が好いのか、根に持たない人なのか…それともアラミスがまた何か言ったのか(笑)。
個人的には、そんな嫌味言われて何とも思わないどころか二つ返事で兵隊貸してくれるような聖人君子だったら、マザランと利害交渉なんて行わないと思うので、アラミスが何か策を弄すなり舌先三寸で言いくるめるなりしたんじゃないかな、って思うんだけど。
ホラ、アラミスってフロンド派代表に紛れ込んでちゃっかり会議に参加してたりしてたし、枢機官と太后の署名が必要なフロンド側の条約も持って来てたじゃん?だからきっと「マザランの口約束なんてアテにならないのは分かってるじゃないですか。逃げられないように邸を取り囲んで、きちんと条約にサインしてもらいましょうよ」とかなんとか言って大司教補をその気にさせたのかなーなんて。
少なくともあのアラミスが、「友達助けたいんで軍隊貸してください」ってストレートに言うわけないと思うんだよねぇ。
3部での手口(「表向きはセルドンを釈放させたけど実は…」とか「国王をもてなす園遊会が実は…」とか)を考えると、表面上はフロンド派のために動いて、裏でダル達助け出すために奔走していたのかもしれない。
ああ、21章で「ことによったらロングヴィル夫人に会いに行くかもしれない」って言ってたことを考えると、アラミスが大司教補に直接話を持ちかけたのではなく、ロングヴィル夫人に動いてもらったのかな?
なーんて、色々想像するのが楽しいです。
拍手、ありがとうございました!
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