中国のダル物スレがアツすぎる件

このところ更新相次いだのは、たまたま見つけた中国のダル物スレの内容が熱くて熱くてね…スイッチ入っちゃったんですよー（＾＾；）。…まぁちょうど体調悪くてゲームできなくて時間もてあましちゃったっていうのもあるんですが。

なんかもー私も語りたい語りたい！！ってな感じになっちゃってねー。ツイッターの方が手軽に呟けるからダル物専用ツイ垢立ち上げようかと思ったけど、ツイッターなんてリアルタイムでＴＬ見てなければ気づかれないし字数制限もあるし、そもそもアレ、アカウント持ってない人じゃないとレスにしろふぁぼるにしろできないわけだし、やっぱ腰据えて語るならブログだよねー、カテゴリーで分けられるし検索機能もついているからログ探しやすいしーって思ったので（ハッシュタグつければいいんだろうけどいちいちつけるのめんどくさいんだよ…）やっぱ三銃士は当分ブログで行こうと思いましたよ、うん。

…ていうか、他の方の原作語りが読みたい…。ええもちろん３部のアラミスフォローしてるやつを（笑）。

ちなみにスレ自体はＢＢＣで新しい三銃士のドラマが始まるにちなんで開設されたもののようです。今年１月８日に開設されて、最後の書き込みが１月３０日で終わってる…。最初原作（第３部）の話から始まって「ポルトスの息子」とか「アラミス最後の恋」まで話題が及び、ＢＢＣ三銃士の感想？で終わってます。なかなか熱い。

スレは２ページあるらしいんだけど１ページ目（多分１月８日～１４日・１５日までの書き込み分）が見れなくて（２ｃｈみたいに件数が上限に達したら収納されちゃう仕組みなのかしら？）、２ページ目しか読めませんでした。２ページ目の内容の濃ゆさから察するに１ページ目もなかなか熱い内容だったに違いないと思ってるんだけど…くぅぅぅ…！

久しぶりだな三銃士でこんなアツい原作スレ見るの。

あまりのも熱すぎて全部訳して紹介したいくらいなんですが、さすがにそれはめんどくさい権利的にやばいかもと思ったので、気になったところだけ抜粋する形でご紹介します（それだってどうなんだ？って思うけど）。見事にアラミスに偏ってますがね。紫字は訳文、黒（灰色？）字は私のコメント＆訳注です。誤訳してないかどうか若干不安ですが
 
「続きを読む」からどうぞ。異様に長くなったから２～３回くらいに分けてやった方が良かったかもしれない…。（ちなみにスレ自体はこちら。）


拍手、ありがとうございました！
  

＜アラミスがポルトスを連れて逃げたことについて＞
 
●アラミスが逃亡するときポルトス連れて行かなかったらポルトスは死ななかったかもしれないよね。アラミスを許したルイがポルトスを許さないわけないし。別にポルトス連れて行ったことについてアラミスを責めるつもりはないんだけど。その後何が起こるかなんて誰にも分からないんだし。あの時のアラミスは他の誰を見捨ててもポルトスだけは見捨てることはできなかったんだろうなー。
 
＃「他の誰を見捨ててもポルトスだけは見捨てられない」…うんうん、その通り。しかしやっぱり、アラミスがポルトスを連れて行かなければポルトスは死ななかったかも―って思う人はいるんだね…。
 
 
●牢獄から出て来たばかりのルイはかなり怒り心頭に発してて、他の人は許してもアラミスとポルトスだけは絶対に絞首刑にするっていってた。だからあの時、アラミスがポルトスを残していくという選択肢はとても危険な行為だったと思うよ。それにアラミスは冷たいところもあるけど、友達を見捨てるなんてできる人じゃない。
 
＃確かに…。ポルトスあの場に残してったらダルもベル・イール遠征以上に王命と友情との間で苦しんだかもね…。その場でポルトス逮捕しなきゃならなかっただろうから。それ考えるとあの時のギリギリの状態でのアラミスの決断ってホント、大きかったんだなって思うよ…。


●アラミスがポルトスをヴォーに残して行ったらポルトスは死なずに済んだかもしれない。でも４人の友情は壊れてたと思う。ポルトスは許しても、アトスとダルはアラミスのこと許さなかっただろう（ポルトス巻き込んだ時点で彼らにとっては不満だったみたいだし）。
 
＃ダルとアトスとの友情云々もそうだけど、アラミスがポルトス残して一人だけ逃げ出してたらさすがの私も愛が冷めたと思う。。。それ考えるとあの時のアラミスの土壇場での決断ってホント、大きかったと…。


＜アラミスがポルトスを騙していたことについて＞

●アラミスはポルトスのことをずっと騙していたっていうよりは、彼にどう向き合ってどのように説明したらいいのか全く分からなかったんじゃないかなぁ。陰謀失敗した後は相当イライラしてたみたいだし、悲しいのと苦しいのとでほとんど理性的に考えることできなかったみたいだし…っていうかどうやって自分一人で全てを背負おうかばかり考えててたって言った方がいいかな。そんなの不可能なの明らかなのにねぇ…。

「僕の罪は、僕がエゴイストだったってことだ」っていうのは３部全編通しての彼の最も痛切な懺悔だと思うんだよね。彼はかつては友達が欲しいものは何でもカンタンにあげることができると考えてたけど、計画失敗後は絶望の中でポルトスを助けようとすることしかできなくて。これも神様が彼に与えた罰なんだろうな…。
 
＃この人すごいな…。すごい読み込んでる。「アラミスはポルトスを騙していたというよりは、本当のこと言い出せなかったんじゃないかな」ってのは私も思っていた。いやーだってポルトス純粋だから却って言い出しにくそうじゃん？


●例えどんな理由があろうとも、アラミスがポルトスを騙していたのは事実でしょ。アラミスは全てを自分でしょい込むつもりだったのは、今回の事件が口で説明しづらいことだったから。あとポルトスに話して何になる？っていう気持ちもあったかもしれない。もしダルやアトスだったら、もっと早くに話してたか相談してただろう。彼がそう思うのは無理からぬことだし、私も理解できる。どっちかっていうとポルトスがあっさりとアラミスを許したことの方にびっくりしたな（自分だったら無理！）
 
＃確かに、アトスには逃げてく途中に全容話してたしね…。ポルトスに相談しても上手い解決策が出たとは思えない。。。

（続き）私はアラミスが最後まで生きててくれて嬉しいけどね。ただ彼がアトスと別れるとき、ポルトスのことは頼むと言われて、アラミスもそれに応えたけど、その結果については…（彼があっさりと見捨てたフィリップが逮捕されるとき、アラミスの安否聞くのを忘れなかったこと思い出したわ）。まぁでも私は司教猊下のファンだから～全ての不満はフーケに向けてるけどね～。
 
＃なんでポルトス死んだことから、フィリップが逮捕されるときに「デルブレー卿はどうしましたか？」と聞いたことを連想できたのか良く分からなくてしばらく考え込んでたんだけど、コレは…アレか？アラミスに騙されてたのに最後までアラミスについてったポルトスと、勝手に担がされた挙句あっさり見捨てられ、そしてそのことを悟ってもアラミスのことを気にかけていたフィリップがこの人の中でダブったってことなのか？

いやでもあれ…気にかけて…いたの…？私単にそれまでの延長線上（アラミスの姿が見えないので「どこいっちゃったんだろう？」って言ってたのと同じニュアンス）で聞いてたとばかり思ってたんだけど…。その後のフーケ様のセリフが「デルブレー卿は無事でございます」だからここはそう受け止めることもできるのか…。優しいなーもーこの人どんだけ司教猊下のこと愛してるんだよ･ﾟ･(ﾉД`)･ﾟ･｡


●（↑の２段目のコメを受けて）司教猊下は情が深いときはものすっごく深いけど、性格悪い時はものすごく悪いからね…。
だから最後のこのフレーズ“whose promises there was least dependence to be placed”（その約束が最もアテにならないと思われていた～）は絶対皮肉だと思う。（不本意だけど英文紹介するよ。中国語はストレートすぎ）
 
＃いやーこの人すごくよく分かってるよね。アラミスは情が深いときはものすごく深いけど、性格悪いときはものすごく悪いか…うんうん、その通り。

（ちなみに「その約束が最もアテにならないと～」の部分の中文はどのようになっていたのかというと、前にもブログで取り上げたけど、モロに「アラミスって言ってること信用できないよね」みたいな感じでした。）


●組んだ相手がダルやアトスだったら―で考えてみたけど、考えた結果は「アトス（みたいな高潔な人）は騙しにくく、ダルタニャンはアラミスに騙されないだろう」だった。
 
＃あーそれはあるな…。


＜ポルトスの遺言について＞

●「ポルトスは遺言の中でアラミスにも必要な年金を残すよう命じてはいたが、アラミスが大金を手に入れようと願っても、ダルの先例がその要求を拒むことになるだろう」の部分、私は今までずっと「アラミスがまさかそんなことするわけないじゃん」って思ってたけど…スペインに行ってからは交渉にお金必要だったろうし、イエズス会もなかなか金のかかるところみたいだから、もしポルトスがダルと同じような権利をアラミスに与えてたら、なんとかしてお金手に入れようと画策してたかもしれないなぁなんて今思うようになってるorz
 
＃「交渉」って、良く分かんないんだけどスペインの中立のこと言ってるのかしら？（原文が「中に入ってとりもつ」とかいう意味だったから。）私ずっとアラミスのことだからまた口八丁で相手を言いくるめて中立取り付けたとばかり思ってたんだけどそうか…買収もアリか…。

しかし、こっち方面からフォローが出るとは思わなかったよ。私、「アラミスが大金を手に入れようと願っても、ダルの先例がその要求を拒むことになるだろう」の部分は「アラミスってばどこまでダルと張り合ってんだよｗ」くらいにしか思ってなかった…。


●（↑へのレス）デュマの設定では、イエズス会は金使う場所っていうよりは資金提供できる大財団って感じだな。「私は破産してしまう」って言ってたフーケにアラミスはぽーんと資金提供してたよね。フーケに対してさえそうだったんだから、ポルトスの金をせしめようなんてことするわけないよorz

例え管区長に選ばれなくとも、アラミスがポルトスの死後亡命先からポルトスの金を使うなんて私には信じられないよ。もしそんなことしたらちょっと責めるどころじゃないよね、異国で死んで当たり前だわ…。
 
＃これは…大金を破産寸前のお友達のために躊躇なく投じちゃうような友達思いの人が、親友であるポルトスのお金を使い込むなんてことするわけないだろうってことなのか…？優しいなこの人…｡私もアラミスのこと好きだけど、さすがにこの発想はなかった（あまりにも予想してなかった発想だったので理解が追い付かず、原文読み間違えたんじゃないかと心配になって何度も読み返してしまった…）

そしてアラミスが修道会の金をフーケ様のために勝手に使い込んでいたことに今初めて気が付いた。司教猊下、それはヤバいのではｗｗｗ

●（↑へのレス）なんか最終的に異国で死んだ気がするんだけどTT。ダル死んだ知らせ聞いて以降どの程度生きてたのかも分からないし…。デュマ先生もアラミスがいつどのように死んだのかくらい書いといてくれればいいのに…。

＃ホントよねぇ…。そして「アラミスはその後どうなった？」っていうのはやっぱ誰もが思うことなんだな…。


アトスやラウル、ルイズ、フーケ様については肯定的な意見、批判的な意見両方あったんだけど、アラミスについてはなんか…批判的な意見がないっつーか何だかんだ擁護されている感じがしてニヤニヤｗ…もしかしたら１Ｐ目で散々ひどく言われてたのかもしれないけど（マジで気になる…）。ここのスレ住人絶対アラミスのこと大好きだよね！！「ポルトスが親友たちに与えている序列の中でアラミスはラウルの後ろだったけど、もし騙していたことがなかったら、ラウルの前…もしかしたらダルと同じくらいになってたかもしれない」なんて意見もあったし。…ダルと同じって一番前なんだけど！アラミスの最期についてもちゃんと故郷に戻って息を引き取らせてあげたいって思ってるみたいだし。お前らどんだけ司教猊下のこと愛してるんだよ！！（＞＜）ちょっとお友達になりたい・・・。

（…にしても、なんか全体的に…アラミスがものすごく友達思いの人として受け止められている気がするのは気のせいですか…？やっぱあのいらん登場人物紹介がないせいなのか、それとも１０巻でアラミスが結構ダルとの友情の間で苦しんでいる風に描かれているせいなのか…←どこかっていうと以前「翻訳十人十色」で取り上げた緑字の２ヶ所ね）

ちなみに、「フーケ様がいらん菩薩心起こしてルイを助けたりしなければ！」っていうのと「ダルとアラミスのシンクロ率高すぎだろｗｗこの二人が本気で手を組んだらなんでもできちゃうんじゃね？」「ポルトスっていい奴だよね！！」「あの後アラミスがホントに大人しくなったとは思えない」っていうのは世界共通みたいでした（笑）。あと「モードントはアトスとミレディの息子なの？」っていうのも…やっぱそう思う人いるんだなぁ（計算付きで、「まぁ可能性はあるよね」みたいなレスがついてましたが）。