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☆香月の庵リターンズ☆

原作アラミススキー。「アニ三アラミスは原作アラミスの好みのタイプだよね!」というコンセプトのもと、原作アラミス×アニ三アラミスという異色カップリングをネットの片隅で限りなく追求しています。あと原作考察(ほぼアラミス関係)。

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中国のダル物スレがアツすぎる件②

はい!頑張って全部読みましたー!大変でした。なにせ沢山あったからね…。

コレ、スレ自体のタイトルは「デュマ先生に一番愛されていたのは誰?」で、「アトス」って回答が多かったんですけど、アラミスについてやたら語られてるんですよ(私がアラミスのところしか見てないからそう思うのかもと思ったのですが、スレ住人から「アラミス(の話題)引っ張るな…」っていう突込みコメントが入っていたから多分私の独断と偏見とか、気のせいとかじゃないと思う)。「作者に一番愛されているのはアトスなんだろうけど、私はアラミスが一番好き!」っていうコメントもあったりね。作者に一番愛されているのはアトスでも、作中一番魅力的なのはアラミスっていう感じで。尤もどういうわけでアラミスについて熱く語られることになったのか良く分からないんだけど(笑)。

…というわけで、アラミスについて熱く語られている部分を一部抜粋する形でお送りします。ちなみに抜粋とはいっても元が長いので結構長いです(^▽^;)。あとあくまで「抜粋」なので、話の前後関係が分からなかったらゴメンナサイです(一応、分かりやすいように同じような話題は一か所にまとめたり、訳注つけたりしたけれど…)。

紫字は訳文、黒(灰色?)字は私のコメント&訳注です。…途中力尽きて文章ヘンになってるかもしれない…。あとでこっそり書き直すかもしれないです…(汗)。

それでは、「続きを読む」からどうぞ。

 

拍手、ありがとうございました!


拍手[2回]



●アラミスが敵役になるなんて三部以前には全然そんな兆しなかったよね。特に一部ではバラ色ほっぺだったり、敬虔な信徒モードだったのが恋人から手紙来た途端大喜びしたり、戦闘後は死者に祈りを捧げてたりして、なんかもうこれ以上ないくらい可愛かったのに!三部見た後一部読むと万感胸に迫る思いよOTL

以前どこかで、アラミスが三部で敵になったのは、デュマ先生が三部作る際「やはりダルと敵対する存在が必要」と感じて、急きょアラミスを採用することになった、だからそれまで全然そんな兆しなかったなんて話読んだことあるんだけど…。

#ああ、これ私も聞いたことある。


●アラミスが印象的なのは正しくは彼のその成長ぶりにあるんだと思う。一部では感じやすくて、でも勇敢だった信心深い青年が、二部では野心家で陰謀家の神父になり、三部ではついに敵役になるなんて、もうほんっっと、たまんない。

#そう、アラミスは変わったんじゃないんです!成長したんです!成長したんだよ成長!!(笑)(原文「成長」だったから「成長」って訳したけど「変化」ってした方が良かったかしら…?)

(続き)第2部でダルタニャンが彼を探しに行ったとき、イエズス会の神父様のお屋敷(修道院のことね)で敬虔な信者のフリをしていたのが強く印象に残ってる。

第3部は非常に高い地位に上り詰めたことによる孤独、顔色一つ変えず陰謀をめぐらす様、衰えた勢いを挽回することのできない悲壮感、加えて病を押して戦いに臨む姿が、彼という人物を複雑なキャラクターにしていると思う。対して他の3人のキャラは単純で、ダルタニャンは力強く大人物のように描かれているけれど、相変わらず小市民な感じが否めない。

#「非常に高い地位に上り詰めたことによる孤独」…?そうか…?ここの原文の意味は「非常に高い地位にあるがために気心の知れた友達がおらず、孤独を感じること」みたいな意味なんですけど、この人アラミスのことそういう風に取ってたのか。優しいなー。

まぁ確かに、ヴァンヌの司教ってフランス国内でもかなり地位が高いみたいだし、屋敷にいる人達もほとんど部下だし、フーケ様の取り巻きの人達ともどの程度交流してたのか分からないし、そういった意味では本当に「気心の知れた友達」ってポルトスくらいしか周りにいなかったのかもなぁ…。最終的にはフーケ様とも決別しちゃったしね…。

ポルトスがアラミスと共にいることを選んだのは、もしかしたらそういった彼の「孤独」を心のどこかで感じていたから…なんて考えると切ないかもしれない。

「病を押して戦いに臨む姿」って…もしかして痛風持ちのこと?え…何アレって萌ポイントだったの?私ずっと「え~アラミスが痛風持ちって…かっこわるー(-"-)(←痛風の人たちに対して失礼)」って頭の中から排除してたのに!まさか「僕の心臓はまだ動いているよ」的なアレなの!?フィギュアの中国GPで直前の練習で大けがしたにも関わらずリンクに立って演技した羽生くんやエン・カン選手みたいに感動呼ぶところだったのですか!!??

…私今日から3部アラミスは何してても痛みこらえてる風に想像しようと思います。……やっべ萌える…w


●第三部で一番ショックだったのはシュブルーズ夫人と暗闇で話し合いをするシーン。話し合いが終わった後、彼が故意に明かりをつけて彼女の老いた顔を露わにするシーンでは時の流れの冷酷さと残酷さを感じた。昔の温かくて美しい思い出が情け容赦なく引き裂かれた気がして、この二人が意気盛んな少年少女だったのは遥か昔、もうそうではないんだなって思った。

それを考えると、どんなに立場が変わろうと、四人の友情が命の尽きる最後の一瞬まで続いたことは、本当に得難く貴重なものだったんだなって思う。

#この人、あのシュブルーズ夫人とのシーンを四人の関係との対比って読んだのか!そういう風に考えたことなかった…!!!


(↑へのレス)そう、普段どんなに腹を探り合っていても若いころに取り交わした友情は忘れない―そこに深く感動するんだよね。 


●アラミスが魅力的なのは彼がアトスとダルタニャンの両方の特徴を備えているからだと思う。美しく気品のある顔立ちに病を押して戦いに臨むところ、境遇の数奇さ…バッキンガム公爵に似た面立ちや、恋人が多いこと、いつも高貴なご婦人と一緒にいることとかも含めてね。と同時に、いつもやり込められては顔を赤くしたりと子供っぽいところもあって、その上義理堅い一面もあって。皆お金がなくてタダ飯食べに友達の家に行ったくだりでの彼の功績はとても大きかったと思う。従僕引き連れて8回も行ったみたいだしね。

#これ「アラミスが印象的なのは彼のその成長ぶりにあるんだと思う」って言ってたのと同じ人かなー?「友達の家に食事に行ってたシーン」…1巻8章ね(探すの苦労した・笑)。こんなさりげない描写よく覚えてたなこの人!!ちなみにこの章によると仲間を従僕つきで友人宅でのタダ飯に招待した回数:アトス4回、ポルトス6回、ダル1回半。ホントだアラミスすげぇw


(デュマ先生が一番愛していなかったのはアラミス、へのレス)私はアラミスはデュマ先生に愛されていなかったわけではないと思うけどね。小説の中のアラミスの価値観はデュマ先生が賛同する価値観とは明らかに違う方向を向いていたといった方がいいのかもしれない。アトスがラウルに、彼らのような旧時代の貴族は今の時代には合わなくなっているけれども忠義は尽くさなければいけないとかいうことを語ってたシーンがあるけれど、これはデュマが理想とする価値観を表してるんだと思うなー。

#アトスがラウルに語っていたこと…どの辺に出てただろ?3巻24章「サン・ドニ」とか11巻でアラミス・ポルトスと再会するシーンの直前あたりかと思って探してみたけど見つからなかった…。


(↑の続き)ポルトスが一番純粋で、アラミスとダルタニャンは同じタイプの人間。自分自身が許せる「最低のライン」というのは持っているけど、確かな信仰は持っていない。ただダルタニャンは外向的で、アラミスはむしろ心の内を表に出さないタイプ。だからより敵にするのにふさわしかったんだろうね。


●ダルタニャンは田舎者っぽくてずる賢くて謀はするけれど、大義は傷つけなかった。一方でアラミスは本当の腹黒。作者はダルタニャンに対しては冷やかしの意味、アラミスに対しては非難の意味を込めていたんじゃないかな。

#やはりアラミスは腹黒っていう意見多かったけど、「三部で一番腹黒かったのはコルベールだろ?」みたいな意見もありました。超同意。
 
●三部は、以前はアラミス好きになれなかったけど、後になって変わってきたわ…。
もういい歳なんだし、聖職者になって何年も経ってるんだから感情を表に出さいなんて当たり前のことなのに、ダルタニャンを見たら感情が高ぶって顔を赤くしたんだよね。
冷酷な部分もあるけれど、友達のことは本当に大切にしてるんだな…。

#そうそう、アラミスの良さは一度読んだだけじゃ分からないんだよ^^


(ポルトスが友人に与えた序列の中でアラミスが一番最後だったことについて)コレ一番納得いかないんだけど。アトスやダルの後ろはともかくとして、ラウルより後とはどういうことだ!

#ホントにな…。

●アラミスにはより本質的な人間の本性が反映されていると思うんだよね。成長に欲、野心、そして消えることのない真心。彼のように生まれついての才能を持ち、各方面において優秀な人は、実際の社会では光り輝いてはいるけれども決して完璧ではない。その悲劇性が人の心を打つんだよ。あんな風に打撃を受けて打ち負かされても、彼は全てを放り出すことはなかったし、確かに偉大で崇高な精神の持ち主ではないのかもしれないけれど、彼は懸命に生き続けた。

#この訳合ってるのか…(;´Д`)なんか抽象的で難しいこと言ってて良く分からない…んだけど、言いたいことは何となく分かるような気がする。人間ってホラ、生きていれば色々あるし、心折れちゃうときだってあるじゃん?でもそれでも生きていかなきゃならないわけじゃない?欲を持ってて野心も抱いてて、でも友達は大好きで、失敗して心に深い傷と償いきれない大きな罪を背負っても、それでも「生」を選んだアラミスって、作中一番「地に足の着いた人間」な気がするんだよね。


●アラミスは全てにおいてとても魅了的な人。作者には気に入られていなかったのかもしれないけれどね。感情は豊かで、彼が野心家だって言われるのは、彼の感情が往々にして野心と一緒になって表に出てくるからなんだよ。

チャールズ一世の救出に失敗したとき、彼はとても傷ついた様子だった。間もなく処刑される国王でさえ忍びなくなるくらいに。ルイ14世を打倒しようとしているときはフィリップに対しても親愛の情を表に出していたよね。ポルトスが死んだあと自害しようとしていたのは、陰謀に失敗しただけじゃなくて心が傷ついていた部分もあったから。アンヌのためにイギリスに行く途中出家しようとしていたのも、恋に傷ついていたからだよね。外見の美しさとか頭の回転が速いところとか、王憐花みたいって思う。

#王憐花っていうのは中国の武侠小説「武林外史」の登場人物の一人です。私この小説はもちろん王憐花についても全然知らなかったので調べてみたのですが、かなりのイケメンで狡猾で冷淡で、気を見て利に聡かったりと、確かにアラミスっぽい。ここにイラストあるから、みなさんそのイケメンぶりを堪能するがいいよ(画面右のイラストクリックするとイラストだけ漁れます)。

ちなみにイラストでは服の色が赤、ドラマでは白なので、「ああ~アラミスが枢機卿や法王になったらこんな感じか」なんて、妄想に浸ってますw

なお、このコメントにはかなり高いテンションで賛同のレスがついていました(笑)。

そしてやっぱり11巻のあのくだり(「海の方に身をかがめ…」の部分)は自害しようとしていたのね…。日本語ではあまり意識しなかったんだけど、中国語だと思っくそ海に身を投じようとしている姿が頭に浮かぶ描写だったからなぁ…。表意文字って怖い。。。


●アラミスについては、一部からすでにほかの三人とは違う気がしてた。例えば恋人から馬が送られてきたシーン。このときは一時(陰謀とかの世界からは)身を引いているだけで、人脈とかは結構広いんだなって思った。彼は物事に動じない人。ダルタニャンが自身の目論見を表に出しやすい人だとするなら、アラミスはそれを心の奥底にしまいこんでしまうタイプ。でもそうした複雑さを持つ人でも疲れるときがある。だから他の三人の存在は彼にとっては心の慰めだったじゃないかな。第三部を読んだときはとてもつらかった。他の三人は純粋に生きている分、誰もアラミスのことを理解できない。アラミスは痛ましい役柄として宿命づけられた人。野心のためならなんだってする。でも心根はとても純粋だと思うんだ。

(↑へのレス)いや、それはちょっと違うかと(汗)。彼は年齢を重ねるごとに野心が大きくなっていくタイプだよ。アラミスとダルタニャンはある種似た存在。だから彼らは友情という大前提の下で激しく争った。アラミスの心根が純粋なわけないじゃない。もしそんなだったらイエズス会の管区長になんてなれなかったわ。

表裏のないポルトスと高貴で無欲なアトスと比べると、アラミスはとても利己的。彼がポルトスとベル・イールから逃げようとするとき、ポルトスには敵の侵攻を防がせるために火薬の入った樽を持たせてたのに、自分は危険な場所から先に離れて船の用意をしに行った。もちろん、彼自身ポルトスに危険はないしポルトスが傷つくことはないと思っていたからそうしたのだと信じてるけど、ダルタニャンは良く分からないけどアトスだったらポルトスと一緒に最後までいてくれたはずだ。

#この人アレかね。「ポルトスに危険な仕事させて自分一人だけ安全なところに逃げたのズルい」とか「万一に備えて自分だけ先に逃げた」みたいに思ってるのかしら。以前日本の掲示板だかサイトだかでそんな意見見たことあるけど。


(↑へのレス)戦場では誰かが先鋒としんがりを務めなければならないもの。利他とか利己とかそういう問題じゃないよ。アラミスはポルトスに危険が迫ってると知ったら戻ってきたじゃない?ポルトスが生きていたとしても、ポルトス置いて一人で逃げたりなんかしなかったはずだよ。あの四人は例えほかの誰かが同じ状況に置かれても、同じような反応すると思う。


(↑へのレス)アトスがほかの3人が危険な状況に置かれたまま安全な場所に自分だけ先に行った例なんてあった?

それにアラミスは火薬が爆発した後になって戻ってきたんであって、ポルトスが爆発の被害を受ける範囲にいて、まだ火薬が爆発してなかったときに戻ってきたわけじゃないよ。

まぁ、ポルトス生きていたとしてもアラミスは自分一人だけ先に逃げるような奴だとは私も思ってないけど…。

じゃあ別にいいじゃん!!ていうかそもそもここにいないヤツ引き合いに出して欲しくないんですけど!この時点で一番安全な場所にいるのは他ならぬアトスよ?そこで何してたのかというと、夢想の中で一人遊んで息子の生霊と会話してたのよ。アトスが本当に友達を大事にする奴だったら「我が家のなんちゃらがどうたらこうたら」言ってないで一緒にベル・イールに来てたはずだって私この人に言ってやりたい!


(↑へのレス)第二部で脱獄するとき、アトスとアラミスが先に逃げて、ダルタニャンがしんがりを務めてるシーンがあるよ。これは選択肢としては正しいと思うよ。皆逃げてく途中だったし、ましてや子供同士が街で遊んでるわけじゃないんだから、どこに行くにもみんな一緒ってわけいはいかないと思う。同じようにロクマリアの洞窟を爆破するときも、アラミスが先に船の用意をしに行ったのは間違っていない。洞窟が爆破するのを待ってから船を用意してたんじゃ時間を無駄にするからね。

それにどんな状況であっても、アラミスが自分一人だけ逃げるわけないんだから、それだけでもう十分じゃないか。他のことをとやかく言う必要はないよ。

#そうだそうだ!もうこれ以上アラミスのこと悪く言うのはヤメロ!!><


(2コ上のコメントの続きかな?この辺コメント時刻が秒単位で進んでてかなり激しい議論になっていたのが予想される)それに、ポルトスはこの事件には完全にアラミスに引きずり込まれていたんだ。事情は全然知らなかった。ベル・イールに来てにっちもさっちもいかない状況になって、アラミスは自分がポルトスを騙していたことを認めた。ポルトスに最初からきちんと事情を説明して参加するかどうか決めてもらうことだってできたはずなのに、彼はそうしなかったじゃない?ポルトスやアトスがアラミスに対してそんなことしたことある?もちろんアラミスは賢いから、彼を騙すのは簡単ではないかもしれない。でもアトスがそんな風にポルトスを騙したことあった?ダルタニャンはどうだったかは覚えてないけど。

#「アトスだったらそんなことしない」ってやかましいなーもー(;´Д`)
なるほど、この話の流れで2ページ目の「アラミスはポルトスを騙していたというよりはなかなか本当のこと言い出せなかったんじゃない?」に繋がっていくのね…。


(2コ上のコメントへのレス)アラミスが船の用意をしに行くとき、彼はこう言ってたよね。「僕はブルトン人たちのところに行って、小舟を海に出す手伝いをする。海岸で待っているから、しっかり投げて、駆けつけてきたまえ」。

この言葉からしてもその後彼らがポルトスを待っていたことからしても、アラミスが(ブルトン人のところに)行かなくても、時間のムダにはならなかったはず。

#洞窟からブルトン人たちの様子を見たら苦労してたみたいだから手伝いに行ったんじゃないのかなぁ?早めに船用意できたのはアラミスが手伝ったからだと思うんだけど。ポルトスだって出口まであとちょっとのところにいたんだから、わざわざ迎えに行く必要もなかったんでしょ。アラミスはなぜポルトスが動こうとしないのか分からなかったって書いてあったし。


(↑の続き、というかこのやり取りの間に挟まれた、「アラミスは野心は大きいけれど、友達を愛する心はほかの3人に劣らない」というコメントに対して)アラミスの友人を愛する心についてだけど、友達の愛し方は皆それぞれ違うとしか言いようがないと思うんだよね。別に嫌味言ってるわけじゃなくてね(事実、ポルトスの死についての過失がアラミスにあることを除けば、四人のうちで私はアラミスが一番好きだ)、ダルタニャンだってアラミスについては「俺のために身体の血の最後の一滴まで喜んで差し出してくれる男が、心の片隅さえ開いて見せてくれようとはしないのか」って言ってたし(尤も、あの秘密はとても大きなものだったから、例え友情があったとしてもそう易々と明かせるものではないのは分かるけどね)。

アラミスは自分がポルトスを騙していたことと、自分がエゴイストだったってことは認めてる(これは彼がポルトスを愛していることと矛盾しない)。ダルタニャンについては覚えてないけど、他の人の言葉を借りれば「彼はポルトスを愛していたけれど、ある程度見下していた。少なくとも知力の上では、彼らの力量の差は大きかった」かな。崇高で気高いアトスは絶対にそんなことしないけどね(尤も、彼があまりにも名門貴族のオーラを放っているから、田舎者っぽくて頭の切れるダルや、野心家で腹黒いアラミスほど魅力的には映らないんだろうね。私は好きなんだけど)

#コレ、「アトスだったらそんなことしない」って上で散々言ってたのと同じ人かなぁ…?2chみたいな匿名掲示板だから確信ないんだけど。しかし結局この人はアラミスのこと好きなのか嫌いなのかどっちなんだって感じなんだが(笑)。一応アラミスの行動にも理解は示してるけど、「でもやっぱりポルトスの件に関しては…」ってとこか。…うん、とりあえずアトスの件に関しては、「友達の愛し方は4人それぞれ違う」ってことで収めといてやるよ。ケッ。


●アラミスが腹黒キャラになったのは作者側の問題じゃないの?。第一部では俗世と信仰の間を行ったり来たりしている人だったのが、二部三部では隠していた野心が徐々に大きくなっていってた。まぁいずれにせよ、私の彼への愛は変わらないけどね。


(↑へのレス)最初からそういうキャラにするつもりだったとなぜ思わないんだい?一部から三部までは3~40年の月日が流れてるのよ。 3~40年経ってれば人間成長するって。野心があることは悪いことじゃない。私はアラミスの最後にはとても満足してるよ。生きていればこそ希望があるわけだからね。 

#確かに3~40年あれば人間変わるよな。


●ダルタニャンが死ぬ間際、「アトス、ポルトス、俺は来たぜ。アラミスよ、さらば」って言ったシーンではものすごく複雑な気持ちになった。(元帥杖をもらうという)無上の栄誉に浴しながら死に、天国で友人たちと再会するのはある意味ハッピーエンドなんだろうけど、英雄の時代が遂に終わりを迎え、長きに及ぶ「朕即ち国家なり」の時代の幕が開けたのかと思うと…(まぁ第三部後半からすでにその傾向はあったけど…)。

それに残されたアラミスがダルが死んだことを知った時の心情とか考えるとね…。

(↑へのレス)うんうん。スペインから(フランスに)戻ってきたときは威風堂々としてたけど、老境に入ってから故郷を追われるのってとても悲しいことのはず。ダルの「さらば」は今思い出してもすごく胸に突き刺さるよ。栄光と幸福の中で死ぬことを運命づけられていたと言えるのかもしれないけれど、すべてが終わってしまった悲しさがあるよね。(それにポルトスの死を見ても、アラミスはそんな薄情な人じゃないしね。見た感じ薄情っぽいけど)

#確かに、ダルの死の知らせを聞いた時のアラミスの心境を考えると察するに余りあるよね…。ていうかあの終わり方ってハッピーエンドなのかΣ(・ω・ノ)ノ!

ちなみにダルの今わの際の言葉は中国語訳を直訳したので和訳版と違ってます。原文「我来了」なので「俺は来たぜ」にしたけど、日本語にするならちょっと意訳して「今から行くぜ」の方がいいかなぁ?

アラミスに対する「さらば」は中文では「永别了」で、主に死別の時に使われる言葉なんですよ。なので中国のファンの間では、このセリフに関する日本のような議論は起こりえない、とずっと思ていたのです…が…!

待て次号!!!

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