☆香月の庵リターンズ☆
原作アラミススキー。「アニ三アラミスは原作アラミスの好みのタイプだよね!」というコンセプトのもと、原作アラミス×アニ三アラミスという異色カップリングをネットの片隅で限りなく追求しています。あと原作考察(ほぼアラミス関係)。
アラミスの共通点
(注:2004年12月に発行した「AA準備号」から一部抜粋・加筆修正しています。)
前回の「アラミスの業」のところで、アニ三アラミスは原作アラミスを忠実に再現されたキャラだと書きましたが、このほかにもいろいろ共通点があるのではないかと思います。
例えば銃士になったきっかけが恋愛絡みだったとか、秘密主義なところとか、妙に信心深いところとか…。国家機密に通じているところとか、物静かなわりにはハチャメチャなことをするとか、当初の自分の人生計画とは全く違った人生を送ってしまっているところとか。
「アニ三のアラミスはあんなに腹黒くないよ~」って言われそうだけど、よくよく考えてみると原作アラミスが腹黒くなったのは第2部からで、第1部では恋人の手紙ひとつで態度が変わる、純情少年だったのですよ。まぁアニ三アラミスは作中恋人の手紙ひとつで態度変わったり顔を赤らめたりなんかしてませんでしたが(そもそも恋人すでに死んでるし)、きっとフランソワさんご存命中には、フラさんからの手紙ひとつに一喜一憂していたんじゃないかなと思うのです。
そして原作アラミスがが「今の(銃士の)姿は仮の姿で、いつかは教会に戻る」ということをしょっちゅう口にしていたのと同じように、アニ三アラミスも、「今の(銃士の)姿は仮の姿。目的を果たしたら女に戻る」っていう風に考えている(もしくは“いた”)のではないかなと思います。
それでもまだ銃士を続けているのは、全く予期せぬ事件で自分の知らない世界の扉を開けてしまい、その「自分の知らない世界」での生活が思いのほか楽しかったからなんじゃないかなぁ、と。原作アラミスも2部でしょっちゅう「銃士の生活は楽しかった」って言ってるし。彼が教会に戻っても結局俗世に手を出してしまっているのも、やはり銃士という、ある種世俗にまみれた生活…というかぶっちゃけ政治的な陰謀と隣り合わせの生活(もっとも、当時の宗教界も相当俗世やら陰謀やらに染まっていたようですが)が楽しかったからなのではないかな、と。それを考えるとアニ三アラミスも、女に戻ったからといっておとなしくなんかしていないで、何だかんだ言ってはちょくちょく政治の世界に首を突っ込んでは周りをヒヤヒヤさせてそうな気がするんですよね。
原作のアラミスって結構上昇志向な人間だと思うんですよ。さっき「原作アラミスは第2部以降腹黒くなった」って書きましたけど、周りからはそう見えるだけで、本人は本質的には何も変わっていない気がするんですよね。1部も2部も3部も、全シリーズ通して自分の欲望に忠実で、ただその対象が恋愛から権力に移っただけというか。宗教界って結構ヒエラルキーがしっかりしているから、修行を積んで階級が上がっていく内に次第に権力欲が出てきて、政治的なことと接触する機会も増えてきたりして、それとさっき書いた「銃士時代を懐かしむ気持ち」と相まって、「たかが一回の僧侶に過ぎない自分がどこまで手に入れられるか分からないけれど、手に入れられるだけ入れてやろうじゃないか」って思うようになったんじゃないかと。
…「腹黒」っていうより、むしろ「野心家」って感じかな?
同じことはアニ三アラミスにも言えることで…女である分その気持ちはより強いというか。「女の身でどこまで手に入れられるか分からないけれど、手に入れられるだけ手に入れてみよう」みたいな。その後のアラミス…というか自分の二次創作上のアラミス(原作でもアニ三でも)を考える上での私の個人的な願望なのですが、自分の知るはずのなかった世界を知ってしまったことで、常に現状では満足しない「自分の運命に対するチャレンジャー」であって欲しいなって思うんですよね。
(余談ですが、原作ちゃんと読んで原作に思い入れがあり、原作のアラミスというキャラをその人なりに把握している人が彼のことを腹黒腹黒と言ったり、彼の性格のどこを拾って何を強調しようと別にかまわないと思うんですが、原作知らない人は原作ファンの言っていることをあまり真に受けてヘンなイメージ持たないでくださいね)
拍手、ありがとうございました!
前回の「アラミスの業」のところで、アニ三アラミスは原作アラミスを忠実に再現されたキャラだと書きましたが、このほかにもいろいろ共通点があるのではないかと思います。
例えば銃士になったきっかけが恋愛絡みだったとか、秘密主義なところとか、妙に信心深いところとか…。国家機密に通じているところとか、物静かなわりにはハチャメチャなことをするとか、当初の自分の人生計画とは全く違った人生を送ってしまっているところとか。
「アニ三のアラミスはあんなに腹黒くないよ~」って言われそうだけど、よくよく考えてみると原作アラミスが腹黒くなったのは第2部からで、第1部では恋人の手紙ひとつで態度が変わる、純情少年だったのですよ。まぁアニ三アラミスは作中恋人の手紙ひとつで態度変わったり顔を赤らめたりなんかしてませんでしたが(そもそも恋人すでに死んでるし)、きっとフランソワさんご存命中には、フラさんからの手紙ひとつに一喜一憂していたんじゃないかなと思うのです。
そして原作アラミスがが「今の(銃士の)姿は仮の姿で、いつかは教会に戻る」ということをしょっちゅう口にしていたのと同じように、アニ三アラミスも、「今の(銃士の)姿は仮の姿。目的を果たしたら女に戻る」っていう風に考えている(もしくは“いた”)のではないかなと思います。
それでもまだ銃士を続けているのは、全く予期せぬ事件で自分の知らない世界の扉を開けてしまい、その「自分の知らない世界」での生活が思いのほか楽しかったからなんじゃないかなぁ、と。原作アラミスも2部でしょっちゅう「銃士の生活は楽しかった」って言ってるし。彼が教会に戻っても結局俗世に手を出してしまっているのも、やはり銃士という、ある種世俗にまみれた生活…というかぶっちゃけ政治的な陰謀と隣り合わせの生活(もっとも、当時の宗教界も相当俗世やら陰謀やらに染まっていたようですが)が楽しかったからなのではないかな、と。それを考えるとアニ三アラミスも、女に戻ったからといっておとなしくなんかしていないで、何だかんだ言ってはちょくちょく政治の世界に首を突っ込んでは周りをヒヤヒヤさせてそうな気がするんですよね。
原作のアラミスって結構上昇志向な人間だと思うんですよ。さっき「原作アラミスは第2部以降腹黒くなった」って書きましたけど、周りからはそう見えるだけで、本人は本質的には何も変わっていない気がするんですよね。1部も2部も3部も、全シリーズ通して自分の欲望に忠実で、ただその対象が恋愛から権力に移っただけというか。宗教界って結構ヒエラルキーがしっかりしているから、修行を積んで階級が上がっていく内に次第に権力欲が出てきて、政治的なことと接触する機会も増えてきたりして、それとさっき書いた「銃士時代を懐かしむ気持ち」と相まって、「たかが一回の僧侶に過ぎない自分がどこまで手に入れられるか分からないけれど、手に入れられるだけ入れてやろうじゃないか」って思うようになったんじゃないかと。
…「腹黒」っていうより、むしろ「野心家」って感じかな?
同じことはアニ三アラミスにも言えることで…女である分その気持ちはより強いというか。「女の身でどこまで手に入れられるか分からないけれど、手に入れられるだけ手に入れてみよう」みたいな。その後のアラミス…というか自分の二次創作上のアラミス(原作でもアニ三でも)を考える上での私の個人的な願望なのですが、自分の知るはずのなかった世界を知ってしまったことで、常に現状では満足しない「自分の運命に対するチャレンジャー」であって欲しいなって思うんですよね。
(余談ですが、原作ちゃんと読んで原作に思い入れがあり、原作のアラミスというキャラをその人なりに把握している人が彼のことを腹黒腹黒と言ったり、彼の性格のどこを拾って何を強調しようと別にかまわないと思うんですが、原作知らない人は原作ファンの言っていることをあまり真に受けてヘンなイメージ持たないでくださいね)
拍手、ありがとうございました!
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