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☆香月の庵リターンズ☆

原作アラミススキー。「アニ三アラミスは原作アラミスの好みのタイプだよね!」というコンセプトのもと、原作アラミス×アニ三アラミスという異色カップリングをネットの片隅で限りなく追求しています。あと原作考察(ほぼアラミス関係)。

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「ダルタニャンとミラディ」感想②

とりあえず「少年編」は読了しました。

残り部分はアラミスの出番が少なかったので、前ほど私のテンション高めじゃなかったんですけど(苦笑)、宮廷内での女の戦いが本格始動でドッキドキでした。

またまた長くなってしまったので下の「続きを読む」からどうぞ。

(そいういやこの小説、三銃士サイトさんの過去の日記やブログ遡ってもレビュー見つからないんですけど、もしかして皆さんあまり読んでない?もしくはあまり人気ないんでしょうか?単に古すぎてログが消えているだけ??)

拍手ありがとうございました!!

拍手[3回]


これって原作と女性キャラの立ち位置が真逆になってるんですよね。原作では、「バッキンさんがアンヌ王妃に近づくのを阻止しようとするシュブルーズ夫人&コンスタンスVS何とかバッキンさんとアンヌ王妃の密会の証拠をつかんで王妃を失脚させようと企むリシュ&ミレディ」だけど、この話の場合は「バッキンさんとアンヌ王妃をくっつけちゃおうと企むシュブルーズ夫人VSそれを阻止しようと働きかけるリシュ&ミレディ」で、コンスタンスはというと新参者でアンヌ王妃にうまく取り入っている下着係(ミレディのこと)が目障りなので何とか彼女を追い落とし「私が王妃様の一番のお気に入りになるの!」と画策し、「そのためには、王妃様からの信頼の厚いシュブルーズ夫人も目障りなんだけど、とりあえず今は取り入っておかなきゃね!」っていう、中々したたかな女(笑)。

バッキンさんがイギリスにとりあえず帰った後は、「リシュリューを何とか追い落とそうと画策するシュブルーズ夫人(と彼女にそそのかされてその気にさせられたアンヌ王妃)+シュブルーズ夫人と共同戦線を張ることになったコンスVSリシュ&ミレ」な構造になって目が離せない。。。しかもシュブルーズ夫人のコンス殺害フラグまで立ってるし。ああシュブルーズ夫人、貴女ホントに腹が黒くて策士だわ!!コンスもコンスで相当黒いけど、やっぱこの人にはかなわないわね。

こうした一連の動きが原作と同じストーリーで進んでいくものだから、なおさら面白いんですよね。ついつい原作の同じシーンを読み返したくなったりして。いちいち構成が上手いです。さすがプロ。

今まではロ伯からの手紙だけでしか動向を知ることができなかったダル&三銃士も、アンヌ王妃がバッキンさんにダイヤのブローチあげちゃったあたりからようやく本格的に登場。ダルのバカさ加減が可愛くてキュンキュンします。余りのバカさ加減というかノー天気さというか猪突猛進さというか子供っぽさにアニ三ダルを思い出…ゲフゲフ!プランシェやバッキンさんとの掛け合いはすげー楽しいです。オレイリーさんから修復したダイヤの値段をジェスチャーで教えてもらい、

ダル「4000リーブルって、ずいぶん安いですねぇ」
バ「単位が一ケタ違う!」 (ホントはピストール)
ダル「じゃあソル?えっ違う?リアール?ドニエ?」


ってどんどん単位下げてくのには爆笑した。原作だったらわざとだな~って思うけど、コレ素でやってるからね!!

ちなみにプランシェからは「旦那様はもうちょっとご自分の気持ちを抑えられるようになった方がいいですよ」なんて言われてます。まぁミレディはそんなおこちゃまで純粋なダルを本気でお気に召しているようなんですけど(癒し系らしい)。でも「かなり女性経験アリ」(ミレディ談)らしいんですよね。何なんだそのギャップは(笑)。

ブローチ持ってイギリスから離れるとき、別の船に乗っているミレディから投げキスもらって「イヤッホー!!」とか飛び上がって喜ぶダル。うん…ダメだやっぱ、私こいつはアニ三ダルにしか見えない…。「え?コンスタンスお手製のスープ?イヤッホー!!」とか喜んで舞い上がっているアニ三ダル(ちょっとシチュエーション違ってたらゴメン)の姿と思いっきりダブったんですけど(笑)。

そういやプランシェから「もうちょっとご自分の気持ちを抑えられるようになった方がいいですよ」って言われた時、ダルが「ジジイなるころまでにはそれもできるようになっているさ。お前がそれまで生きていたら、きっとリシュリューのように冷静沈着で計算高い僕をみられるだろうよ」なんて言ってたんですが、ここまで読んだ限りでは原作第2部・第3部ばりの計算高いダルの片りんの「へ」の字も見えないんだよね。アラミスの場合は「これでもか!!」というくらい見えてるんですけど。

アラミスって言えばクレーブクールでダルに語った彼の身の上話が、ロシュフォールが調べた彼の過去とちょっと違う…。

ロ伯調べ→ホントは聖職志望だったんだけど、トレビルの甥だったので士官せざるを得なかった
アラミス談→原作と一緒(女性関係のもつれで決闘になり、相手を殺してしまったので神学校にいられなくなった)


う~ん…これってアラミスがダルにウソついているのか、それともロ伯がハッタリ情報をつかまされたのか(笑)。

そんなアラミスですが、ついにアトスとポルトスから「詐欺師の才能がある」とか言われてました。詐欺師って(笑)。いや、もうその通り過ぎて何も言えないんですけども!!!(*▽*)

そーいやアトスも作中で結構散々なこと言われてます。「古臭い考えの持ち主」だの「単純な高潔さ」だの。確かにその通りだと思う。

ミレディの過去が切ない。原作読んだ時も、結局アレってアトスとかウィンター伯とかリルの首切り役人目線での話であって、ミレディ自身が語ったものじゃないわけだし、どうなんだろうって思ったんだよね。焼印だって正式な裁判でつけられたわけじゃないし。っていうか、聖器盗んだのはあくまで首切り役人の弟が勝手にやったことで、そこにミレディが関与してたのかどうかは分からないんでしょ?確か当時って盗み犯すと百合の烙印押されるんだったから、首切り役人の弟が焼印押されるのは当然なのだとしても、その腹いせに彼女に同じ烙印つけるのって…。

原作でリルの首切り役人が、「弟はこの女に誘惑された」とか「今度は牢番を誘惑して脱獄した」とか言ってたけど、元々かなりのべっぴんさんだったわけだから、なんかちょっとした、それこそ本人が無意識でやっているような仕草や目線でムラムラ来ちゃって我慢できなくなって、でも周りや自分がそれを受け入れることができないから彼女一人に罪を押し付けたんじゃないの~?って気がずっとしてたんだよね。

焼印さえ押されなければ、ミレディも結構まっとうな人生送れたんじゃないだろうかって思う。少なくともアトスに殺されかけるまではフツウに女の子だったんじゃないかなって。

…なのでちょと溜飲下がりました。
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