☆香月の庵リターンズ☆
原作アラミススキー。「アニ三アラミスは原作アラミスの好みのタイプだよね!」というコンセプトのもと、原作アラミス×アニ三アラミスという異色カップリングをネットの片隅で限りなく追求しています。あと原作考察(ほぼアラミス関係)。
アラミスのすごいところ②
- 2012/06/03 (Sun) |
- 勝手に原作考 |
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フィリップの頭の良さよりも、私はむしろアラミスの調査の行き届きっぷりに感心したいんだよね。
よくもまぁこれだけのことを調べたなって思うんですよ。11巻でフィリップが語ったシュブルーズ夫人に関する内容がアラミス評だって考えると(アラミス×シュブルーズ夫人を推す私は)ちょっと複雑な気持ちにもなるけど。
7巻でダルがヴァンヌでアラミスに再会したき、「僕は灯台守と同じように、君達の見えないところで、いつも君たちのことを見守っているんだよ」とか上手いこと言ってたけど、それってつまり友達相手にも容赦なくスパイつけてるってことだよね?実際この時ダルの動向見張らせてたし。ダルがイギリスの王政復古に力貸したこともある程度知ってたみたいだし。尤もこの時はダルの動向ピンポイントで探っていたのか、世界中に散らばり情報収集を行っている自分の手下がイギリスでたまたまダルを見つけたのかどうかよく分からないけど。
あ、でも後者だったらそれがダルだってそのスパイは分からないだろうから、やっぱダルのことピンポイントでつけてたのかなー。
宮廷内の情報もわりとすぐ入ってくるようになっているみたいだし、なんかもう至る所にアラミスのスパイがウヨウヨいるようなイメージ?宰相でもないただの一介の司教のくせに何このリシュリュー並みの情報収集能力とか思うんだよね(笑)。
っていうか司教ってそうなの?そんな何人もスパイとかあちこちに配置して自在に使えるもんなんですか?あ、いやこれはアレか、彼直属のイエズス会の部下と言った方がいいのか。
どっちにしろロクな司教じゃねぇな!(注:褒めてます)
ダル物11巻の最後の方で、アラミスがスペインにいたにも関わらず宮廷内の色恋事情を把握していたのは、きっとこのときの情報網がまだ生きていたってことなんだなー。
拍手、ありがとうございました!!
アラミスのすごいところ①
- 2012/05/29 (Tue) |
- 勝手に原作考 |
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ダル物10巻36~37章。そのまま黙って計画に参加させてりゃあいいのに、わざわざ金まで用意して、フランスの誰も知らない土地で王位とは関係なくひっそりと自由に生きる選択肢を示し、「どちらがいいですか?」って選ばせる…。そっち(バ・ポワトゥー地方で自由に暮らす方)選んだらどうするつもりだったんだろうって未だに思うんだけど。
さっすが人の自由意思を尊重するアラミス!陰謀に加担させるにしても本人の自由意思による選択は欠かさない…っていうか勝負師だよね~~~(うっとり)。
まぁ、いざというとき「デルブレー卿にそそのかされました」って言う逃げ道を相手に与えないためっていう見方もできるのかもしれないけど。(自分の意志で選択したのなら、自己責任になるわけだしね)
でも決して勝算があったわけではなかったと思うんだよね。だって37章冒頭でめっちゃ不安がってるんだもん。
っていうかこの人、大胆なことしているわりには結構内心ドキドキビクビクソワソワしていませんか?
そのギャップが可愛いとか最近ちょっと思うようになってきた(笑)。
拍手ありがとうございました!!
すり替わったアラミス「はじまりの話」UPしました
- 2012/05/20 (Sun) |
- 2次創作関連 |
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すり替わったアラミス「はじまりの話」をアップしました。
え、何?まだ続いてたの??とか言われそうですが(苦笑)、「願い」のあとがきに書いた後回しにしていた話の1つです。
物語の時系列でいうとこれが一番古いかな。アラミスの叔父さんが亡くなった頃のお話。
こちらからどうぞ。
ちなみにルネルネの中~長編は一応手つけてはいるんだけど、バカみたいに馴れ初めから始めようとしているため(ホント馬鹿だ…)、デルブレー君がなかなか出て来ずモチベーションが上がりません筆が進んでくれません(汗)。そのうちどうでもよくなったりしてな。。。
拍手、ありがとうございました!!
大河ドラマdeダル物?
- 2012/05/14 (Mon) |
- 未選択 |
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翻訳十人十色
- 2012/05/13 (Sun) |
- 中文版ダル物比較 |
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仕事柄、色んな人の翻訳を読むのが好きです。原文の同じシーンの翻訳を読み比べるのが好きなんですよね。人によって訳仕方が色々なので、同じところを読んでいても新たな発見があるというか。(ああ、こういう風な訳仕方もあるのかーと参考になったり)
まぁそんなわけでダル物も読み比べしたいんですけど、生憎完訳版が鈴木力衛訳のしかないので、中文版のを読んでたりしています。(自分の好きなシーンとか気になるシーン限定)
で、最近気になったのがダル物10巻41章、アラミスがダルをだまくらかすことに成功した部分。「うまうまと騙されたダルタニャンが立派に見え、自分を信用しているダルタニャンを見ると決まりが悪くなった」のところ。この部分の中訳がこんな風になっているんですよ。
「ダルタニャンを欺けたことはアラミスにとっては勝利を意味したが、友人の信頼を裏切ってしまったことを恥ずかしく感じた」
えっ…まさかアラミス、ダルとの友情で苦悩してたの?しかもこの後のアラミスの、「顔が赤いのを隠すためにダルを抱きしめながら『もう行くのかい?』と言った」の部分は「(自身の)困った表情を隠すために」になってるんだよね。
…アラミス、困ってたんだ!ダル騙したことで心痛んでたんだ!!
いや、邦訳版も中文版も結局は同じことを言っているんでしょうけど、日本語読んだときはアラミスがダルとの友情との間で苦しんでいるとは全然思わなかったんですよね。あっさり(でもなかったけど)騙されたダルの素直さにダルが自分よりも一回り大きな人間に見えて、自分の狡猾さを引け目に感じた、俺って小さな人間だなぁみたいな、そんな受け取り方をしていたので。まぁ単純に私の読解力の問題なんでしょうけど、まさか彼の中でそんな葛藤があったとは夢にも思ってなかったんですよ。ダルを騙すことに成功したのは彼にとっては「勝利」以外の何物でもなかったわけで、そのためにホッと安心することはあっても心痛めたり悩んだりなんて全然しない、むしろ友達だろうが何だろうが平気で人を騙せる人だと思っていたので、びっくりしたんですよね。「僕は昔と同様君のことが好きだ」っていうセリフも、ダルを信じ込ませるためのパフォーマンスだと思ってたから…。
原文がどうなっているのか分からないのですが…あーでも角川版だっけ?映画「仮面の男」の公開に際して販売されたやつ。アレのこのシーンも鈴木先生版と同じような訳になっていたから元々原文はそんな感じで、中文版のはむしろ意訳かな…。
うん、でもこのくらい意訳してくれた方が、11巻の「ダルタニャン、僕がどれだけ君のことを愛していたか、分かってくれたらなぁ!」が嘘っぽくなく聞こえる…(笑)。
そして上の中文版の一文読んで思ったことは、この章でアラミスがダルに「僕がこちら側についていなければ、君だってフーケ様のこと悪く言ってただろう?」って言ってたけど、それはアラミスにとっても言えることで、ダルが友達じゃなかったら、自分の計画を邪魔する最大の障害としてきっと容赦なくダルを排除しようとしていたと思うんだよね。少なくともフィリップに、ダルをそのまま銃士隊長として重用してくださいとは言わなかっただろう。
「僕は昔と同じように君を愛している。僕が君を警戒しているとしたら、それは他の人のせいであって僕たちの友情が変わったわけではない。僕は何をしてもきっと成功するだろうが、その時はきっと君も仲間に入れてあげるよ」(※鈴木先生訳のとはちょっと違ってます)って言ったアラミスの言葉は、(多分ダルとの会話の中での数少ない)彼の心の内から出た本当の本心だったんだろうなー。
おそらくそれまではダルを騙すことは何とも思ってなかったんだろうけど―まぁひょっとしたら多少の罪悪感を抱かないこともなかったのかもしれないけど―、ここにきてダルが自分を信頼しきっているのを見て自分のしていることが恥ずかしくなった…「あ…」って思ったんだなきっと。それを考えるとこの41章のダルとアラミスのやりとりがとても痛々しく思えてくる。今までのダルとアラミスのやりとり…というか腹の探り合いは2人の智略比べを楽しむ感じで読んでたんだけど、もうそんな風には読めないなー。
拍手ありがとうございました!!
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