☆香月の庵リターンズ☆
原作アラミススキー。「アニ三アラミスは原作アラミスの好みのタイプだよね!」というコンセプトのもと、原作アラミス×アニ三アラミスという異色カップリングをネットの片隅で限りなく追求しています。あと原作考察(ほぼアラミス関係)。
そしてCPは元に戻る(笑)
- 2014/05/27 (Tue) |
- AA談義 |
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一昨日盛大に「イエズス会アラミス最高だよね!!」と叫んだところで、やっぱりアニ三アラミスって「違うなぁ…」という結論に落ち着きました(笑)。
前にも書いたけど、ダルとアトス、ポルトスはアニ三でも原作と同じような未来を想像することができるのに、アニ三アラミスだけそれができないんですよね。
イエズス会は男子修道院、神父も司教も男しかなれないから。
「アラアラって、本人同士じゃんw」と思われる方多いと思うんですけど、やっぱり私にとってアニ三アラミスは結局のところは「アラミスではない」…っていう印象なんですよ。銃士やってるときはアラミスではあっても、銃士辞めた後はアラミスではない、別の「何か」になっちゃうというか。
別に原作と同じである必要はないんだろうけど…だ か ら そ れ だ と や っ ぱ り ア ラ ミ ス じ ゃ な く な っ ち ゃ う ん で す よ ><
原作とまるっきり同じが無理なら、じゃあせめて原作と同じようにイエズス会とのつながりを―って考えると、やっぱり「イエズス会士で行動派女性大好きの胡散臭い(笑)神父」との出会いは必要不可欠になってくるんだよねぇ…。
実際はどうだったか良く分からないけど、原作には「布教団」というスパイ集団wがあるようで、そこは男女ともに入れるようなので、件の「イエズス会士で行動派女性大好きの胡散臭い(笑)聖職者」を後ろ盾にその集団に入って、そして世界を自由に駆け巡って政治の世界に首突っ込んでは周り(特にダル)を引っ掻き回し、自分の才能をいかんなく発揮して生きてって欲しいなーという希望が強いんですわ。
もしくは、布教団の一員でなくとも、イエズス会の坊さんと関係を持ってちょくちょく政治の世界に首つっこんでいくというか…。
で、その人との関係は、兄妹でも恋人でも、愛人関係でも…とにかくお互いのことを理解して尊重し合ってて、かつお互い利用し合っているような…(「利用」っていうとなんか物騒だけど、適度な距離を取りながらお互い依存しあっているというかね…ビジネスパートナー的な)そんな関係であればいいな、なんてね。
拍手、ありがとうございました!!
「仮面の男」のアラミス
- 2014/05/25 (Sun) |
- その他三銃士 |
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最近イエズス会のアラミスが恋しくって恋しくって仕方なくなってきてですね、ディカプリオ主演の「仮面の男」が見たくなってきたんですけど、生憎映像メディアが手元になかったので(;´д`)、レビューサイトさん見てストーリー思い出しながら脳内再生してるんですが、なんかもう…ここのアラミス超かっこよくないですか!!!!
…以下、思い出だけで書いたアラミス中心妄想いっぱいレビューです。恐らく思い出補正かかりすぎてて傍目にも痛いと思われるので隠してあります。「続きを読む」からどうぞ。
…記憶違っててもツッコむなよ!!(笑)
拍手ありがとうございました☆
11巻32章
- 2014/05/23 (Fri) |
- 勝手に原作考 |
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11巻32章「すでに海の方に身をかがめ、半ば小舟から乗り出していたアラミスは―」の部分、これってやっぱり、司教猊下入水自殺図ろうとしてるってことでいいんでしょうか?
読むたびにいつもひっかかるんだよね…。自殺というのはキリスト教最大のタブーなわけで、それをキリスト教の高位聖職者が犯しちゃうなんてそんなバカな…そもそもアラミスみたいなふてぶてしい人が自殺なんて…とも思うし…。
なので、もう覚悟を決めて艦船に乗り移ろうとしているのかな、その直後に「梯子を下したまえ、諸君」なんて言ってるくらいだから王軍の艦船とアラミスの乗っている小舟の距離はもうかなり縮まってるだろうし…と思ったんだけど、乗り込むためには梯子を上って行く必要がある=艦船の入り口(?)はアラミスの遥か頭上ってことを考えると、「海の方に身をかがめる」のは変…だよね…。
アラミスの視線が海の底に注がれる⇒そこには真っ暗で恐ろしい深淵が広がっていた⇒すくいあげた海水に女友達にでもするように優しく微笑みかける⇒海のほうに身を乗り出す…って途中のセリフ抜かして一連の動作を繋げて考えると、もう不吉な予感しかしないというか…。
まぁ仮に入水したとしてもおもりになりそうなもの持ってないみたいだし、すぐ傍には彼に忠誠を誓っているブルトン人、艦船の中には大勢の兵士もいるわけで、絶対引き上げられちゃいそうな気もしなくはないし(か…かっこ悪っ)、そもそも例え引き上げられなかったとしても悪運のかなり強い人だから、気付いたらスペインの浜辺に打ち上げられてて、数年後「やあ、久しぶり」とか言ってひょっこりダルタニャンの前に姿を現してそうですが(笑)。
以下、アラミスが入水自殺図ろうとしてたことを前提として話を進めます。もしかしたら苦手な人いるかもしれないので一応隠しときます(別にそんなグロい話してないけどね)。「続きを読む」からどうぞ。
拍手、ありがとうございました!!
4巻4章と7章、12章あたり
- 2014/05/18 (Sun) |
- 勝手に原作考 |
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今やってるNHKの大河ドラマに日本の当時のキリシタン寺が出てくるのですが、その中にイエズス会のマークが出てくる度に、アラミスを思い出してきゅんきゅんしている今日この頃です(笑)。
…さて、二次小説「出逢い」の補足説明で、原作アラミスはミレディ処刑したことについては2部では完全に吹っ切れてるみたいって書いたけど、実際モードントが首切り役人を刺した短刀を見て思っくそビビってるところを見ると、やはり未だに多少は思う所はあったのかなぁなんて最近ちょっと思ったりしてます。
まぁ、「噂をすれば影」じゃないけど、ちょうどミレディの話してたところだったらびっくりしたっていうのもあるのかもしれないけど…。血のりがべっとりついた短刀を食事の席でいきなり出されたら、そりゃ歴戦の銃士でもびっくりするだろうし…。
ところで 、4巻4章と7章、12章って、人物構図がなかなか面白いことになってると思うんだよね。
アトスがミレディの首を吊った事件以降にミレディと知り合った面々(ダル、アラミス、ポルトス、ウィンター卿、グリモー)は「ミレディの処刑は妥当だった」という考えで、アトスのミレディ首吊り事件以前にミレディと知り合った面々(アトスとリルの首切り役人)は処刑を後悔しているっていう・・・。
以下、いつもどおり(苦笑)アンチアトスな内容が入っておりますので、それでもいいよという方は「続きを読む」からどうぞ。
拍手、ありがとうございました!
アラミスの性格は言われているほど悪くないと思うという話
- 2014/05/10 (Sat) |
- 勝手に原作考 |
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前回面白がって妙なテンションで書いたものを読み返してたらその余りにも妙なテンションぶりに恥ずかしくなったからなのか、気持ち吐き出して冷静になれたからなのか、「その約束が他のどれよりもアテにできそうにないように思われたアラミス」の部分について、ショックの方が大きくなってきている今日この頃です(;_;)。
いやーだってさー、あのシーンは「物理的に難しいことだと思われていたことをアラミスはいとも簡単にやってくれた」っていうことだとずっと思ってたからさー、「アラミスすごい!さすが策士!しかも言った以上のこともやってのけたなんて!!」ってアラミスの相変わらずのすごさっぷりをアピールしてるシーンだとばかり思ってたからさー。
冷静になったら色々思い出したんだけど、私最初に読んだ時、「その約束が他のどれよりもアテにできそうにないように思われたアラミス」の意味が良く分からなかったんだよね。だから「スペインから中立を取り付けることはほかの交渉より難しい」んだと都合良く解釈したんだわ。そもそもスペインの中立なんてイギリスの出方次第なわけで、ってことはアンリエットの交渉次第ってことになるわけだし…。
なのにまさかそんな…ねぇ?文字通り文字通りの意味だったとは(;´д`)(オンラインで公開されている別の中文版「ブラジュロンヌ子爵」でも似たような訳になってたから間違いないと思う。似たような訳…っていうか、よりストレートな言い方してたけど…「彼の約束は他の人にとっては一番信用できないものだが」っていう。角川版は…どうだったかなぁ。この部分あったかしら)
でもね、1部と2部、そして3部でも国王すり替え以外に関してはアラミスは友達との約束はしっかり守っているわけで、ポルトスだって「君は約束を守る男だ」と言ってる(11巻24章)わけだから、「アラミスの約束はアテにならない」「信用できない」わけではないと思うんだよ。
おそらくは「今までは腹の底では何考えてるか分からない人ではあったけれど、彼の今の言動には策略も陰謀もないんですよ。ポルトス失って以降はもう完全に懲りて真人間(失礼)になりました」っていうことをアピールするための文章なのかもしれないけれど…それはそれで却って彼が負った心の傷の深さをまざまざと見せつけられているような気がして居たたまれないんだよね。
あれだけ傷ついている描写やったんだから、もうそれ以上彼の胸中を強調することないじゃん!って…。
そもそも私、ポルトスの死は不幸な偶然であってアラミスのせいでは全然ないって思ってるし、国王すり替え自体も「あの時点で皆が幸せになれる唯一絶対の手段」だとさえ思ってるくらいだから…。
ついでだから書くけど、この部分以外にも何かと作中性格悪く言われてることの多いアラミスだけど、私は結構精神的に強くて気高い心の持ち主だと思ってるんだよね。
だって世の東西を問わず、こういう策謀家の権力者って、ひとたび失敗するとその責任を部下になすりつけて、自分は何事もなかったようにのほほ~んとしてるのが多いじゃない?でもアラミスは、「自分が陰謀の筋書きをたてて実行し、失敗した。フーケ様をはじめ自分の大切な友達のためにやっていると思っていたけれど、それすら独りよがりだった。自分の自己満足でしかなかった。悪いのは全て自分」って言って(ことここに至るまでのいきさつや、11巻でアラミスがアトスとポルトスに語った内容を要約するとこんな感じだよね?)、自分以外の誰を責めるわけでも、ましてや誰かに罪をなすりつけるでもなく、自分一人が罪を引き受けるつもりでいるわけでしょ?
ポルトスの死についても、特に誰かに言い訳するでも誰かのせいにするわけでもなく、じっと一人で悲しみと罪悪感に耐えているわけだし…。アトスとダルタニャンにもちゃんと事の顛末報告してるわけだし…。事件からそんな時間経ってないときに、自分が大きく傷ついたことを文章にして客観的に書いて送る(しかも2通も)なんて、なかなかできることじゃないと思うんだよねー。自分の心の傷に塩をぐりぐり塗りたくるようなもんじゃないか。私だったら絶対逃げちゃうと思うんだ…。むしろこういうシチュエーションに陥った場合、努めて忘れようとする人の方が多いんじゃないかな。
それ考えると、アラミスってすごく精神的に強いというか、確かに貪欲で狡猾で腹黒くて何考えてるか分からない部分はあるけれども、その反面、作中に出てくる「高潔な精神(の持ち主のキャラ)」とは別の意味で潔く、気高い精神の持ち主で、誠実な人柄も兼ね備えてるんじゃないかと思うんだよね。人間できてるっていうか。
(というか、作中「高潔な精神の持ち主」と評されている人って、事が起こった当初は素晴らしいこと言ってるけど、時間が経つとウダウダぐだぐだ煩い気がするのは気のせいですか?f^^;)
…アラミスが晩年、幸せのうちに死んでいく話というのを今無性に読みたいです。
拍手、ありがとうございました☆
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