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☆香月の庵リターンズ☆

原作アラミススキー。「アニ三アラミスは原作アラミスの好みのタイプだよね!」というコンセプトのもと、原作アラミス×アニ三アラミスという異色カップリングをネットの片隅で限りなく追求しています。あと原作考察(ほぼアラミス関係)。

カテゴリー「勝手に原作考」の記事一覧

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いくつになっても情報通(笑)

ダル物11巻エピローグ、追放されたアラミスとダルとの感動の(?)再会シーン読んでてちょっと「あれ?」とか思った。

気になったのはこの会話。

アラ「ところで、きみ、あのかわいそうなラ・ヴァリエールの四輪馬車を先に通してやるとしよう。見たまえ、あの人は不安でたまらないのだ!涙に曇った目で、馬であそこを行く国王の後姿を追いかけてるじゃないか」
ダル「誰と一緒なのだ、国王は?」
アラ「トネー・シャラント嬢と。今はモンテスパン夫人と名乗っているがね」
ダル「ラ・ヴァリエールは嫉妬しているのだな。してみると、見捨てられてしまったのか?」
アラ「いや、まだだよダルタニャン。しかし、もうそんなに先のことじゃないだろう」


ええーと、なんでずっとフランス離れていたアラミスの方がフランス宮廷に仕えているダルより、宮廷の色恋事情に詳しいんだ…。フランス宮廷にスパイでも放ってんのか?(笑)

スパイ放ってたのかどうかはともかく、どこかしらで情報耳にしたんだろうなってのは確かだとは思うんですが、なんだってそんなこと知ってるんですかねぇ?スペインで暮らしてるんだったら、フランス国王の女性関係使って何かしようとか考えているというのでなければあまり関係ないと思うのに…それこそ世間話程度でしか…は!もしかしてどこかのサロンでゴシップ話好きのマダムから漏れ伝え聞いたとか…ってまだサロン出入りしてるのかよ!?

…まぁ、要は相変わらず、情報通でいらっしゃるってことで。

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昔取ったなんとやら

アラミスって、フーケ様にルイズへの恋文書かせてたもんだから、てっきりラウルとルイズの関係は知らないとばかりと思ってたのですが、11巻でアトスに「君だってラウルにだって、あの国王には不満があるんだろう?」って言ってたってことは知ってたってことだよね…?

知ってて恋文書かせたんだ、なんてヤツ!(笑)

しっかしこのシーン(9巻2章)、読んでてちょっと昔(第1部)を思い出して笑いたくなってしまうのは私だけでしょうか…?

いやだって、フーケ様にラブレター書かせたとはいっても文章自体はコイツが考えたものだからね!

しかも「そんな気分じゃないから口述してください」って言われてスラスラ口に出したからね!「じゃあ書き取ってください」って、特に考えたそぶりも見せてなかったからね!!

さっすが昔取った杵柄は伊達じゃないっつーかなんと言うか。

1部で確か恋文代筆しているシーン(というか代わりに文章考えているシーン?)ってありましたよね??


拍手ありがとうございました!!

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原作第三部Myベストショッキングシーン②

11巻7章「永の別れ」。ここのアラミスの誘いをアトスが断るシーンがもうめっちゃくっちゃショックでした。

アラミスが「我々のひそみにならって一緒にベルイールに来ないか?」って提案した時、当然一緒に行くものだと私かなり期待したんですよね。

だってラウルもアトスもルイにあれだけ酷い仕打ち受けたのに!アトスだって結構なタンカ切ってルイの元去ってきちゃってましたよね?(この辺読み返してないので記憶だけで書いてます。違ってたらすみません…っていうかシーン探すの大変すぎる)そんななんだからさぁ、その前の章でも結構不満持ってること書かれてたんだからさぁ、もうこの際一緒に行動しちゃえよ!!って思うんだよね。

それなのにアトスときたら、「我が家の誇りは云々かんぬん」って…いやもう誇りとかどうだっていいじゃん!!

…まぁ、そんなところがアトスのアトスたる所以なんだろうけどさ。

唯一の救いはアラミスがあっさりと「じゃあ2つほどおねだり聞いてもらえるかな?」とそれ以上強く誘わなかったことだよね…。そもそもアトス誘うために立ち寄ったんじゃないわけだし、アラミス自身もアトスはこちら側にはつかないって分かってて、それでも敢えて聞いてみたって感じかな。

でも読み手としてはやっぱり期待しちゃうんだよね。あそこまで裏切られたんだし愛想だって尽かしているんだから、もしかしてっていう…。アトスとポルトスとアラミス+1(ラウル)とでスペイン渡って、ルイとも(アラミスの計画通り)和解してその後3人(+1)は幸せに暮らしました、めでたしめでたし的な。

…それ考えると、ディカプリオ主演の「仮面の男」はある意味理想だよね。。。

つか、その次の章を読むと、アトスはラウルを連れてアラミスと行動を共にした方がラウルのためにはよかったんじゃないかという気がものすっごいする。

この話、アトスだけじゃなくてラウルにも直接していたら、ラウルはどんな反応示したんだろうかとか考えるとちょっと切ないです。


拍手、ありがとうございました!!

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原作第三部Myベストショッキングシーン①

ベストショッキングシーンって何だ…モウスト(Most)ショッキングシーンって言った方がいいんじゃないかと思ったんだけど、まぁいいや(汗)。要はダル物第3部で私が一番ショックを受けたシーン。2つほどあるのですが今回はその1つ目。

ダル物9巻47章「二人の旧友」、アラミスとシュブルーズ夫人の対立が決定的となったシーンです。

ダル物の3部って主要キャラが最終的にほとんど死ぬから結構ショックなシーンが多いんですけど、事前情報(同人誌とか銃倶の会誌)で知って心の準備ができていたせいか、その辺ではそんなにショックは受けなかったんですよねー。まぁアトス臨終のシーンは泣いたけど(描写が美しすぎて感動したため)。

ただこのアラミスとシュブルーズ夫人の対立って言うのは事前情報なかった分すごくショックだったというか…第1部のころの仲良しぶりを知っている分なんかこう…無念さというか世の無常さというかがこみあげてくるんだよね。

それにこの章の最後の文章がまたふるっててね。「かつてあれほど優しく結ばれていた二人の恋人は~」っていう書き方にぐっと来るんだよ!

結局このあとよりを戻したのかどうかは分からずじまいなのですが、アラミスも許されてフランスに戻って来れて、コルベールやルイとも仲直りできたんだから、シュブルーズ夫人とも仲直りできて元の仲の良いお友達に戻れたんだと思いたい。。。そんでもってイエズス会の金庫からちゃんと夫人に年金出してあげて彼女の生活保障してあげてること希望(あれ?でもシュブルーズ夫人てこの後太后と仲直りして、イエズス会から金もらわなくても生活できるようになったんでしたっけ??)。


拍手ありがごうとざいました!!

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破局の理由(わけ)

アラミスとロングヴィル夫人が別れたのって、年月とともにだんだん疎遠になっていって関係が自然消滅したんだとばかり思ってたんですが、どうやらこの人(ロングヴィル夫人)、フロンドの乱以降はジャンセニスムとかいうキリスト教思想に傾倒するようになったそうで、ちなみにこのジャンセニスムという考えはイエズス会とかなり仲が悪いらしい。

ってことはアレか、要は話が合わなくなったから別れたってことか!そーかそーか。

尤も、ロングヴィル夫人がジャンセニスムに染まっていった年代ってのがちゃんとダル物2部と3部の間になっているのかどうかってのが良くわからないのでなんとも言えないんですけど。(なにせあの人1679年まで生きているから…。染まっていったのがそれこそ「晩年」だとすると合わなくなるんだよね)

でもアラミスって大体そうだよねー。シュブルーズ公爵夫人に対しても、(マザランに対する)太后への見解の違いで疎遠になっちゃったような感じだし。「俺の言うこと全然聞いてくれないし!もう勝手にすれば?」みたいな感じで―っていう印象を3巻10章で受けたんですけど、違うかな…。

ちなみにジャンセニスムっていうのは人間の自由意思の役割の低さを解いてるんだそうです。あー確かにアラミス嫌いそうだわ(笑)。


拍手、ありがとうございました!!

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