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☆香月の庵リターンズ☆

原作アラミススキー。「アニ三アラミスは原作アラミスの好みのタイプだよね!」というコンセプトのもと、原作アラミス×アニ三アラミスという異色カップリングをネットの片隅で限りなく追求しています。あと原作考察(ほぼアラミス関係)。

カテゴリー「勝手に原作考」の記事一覧

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武器ならそこにあります

ダル物11巻2章、自分の陰謀に乗らず国王をバスチーユから救い出すというフーケ様に対してアラミスが言った言葉「私は武器を持って来ませんでした」

でもよくよく考えてみれば武器はそこにあるんだよね。ダルが置いて行って、陰謀を知ったフーケ様がアラミスを殺そうとし、とっさに思いとどまって放り投げた剣が。

アラミスとしては自分は武器を持っていなくとも、その剣を使ってさっくりフーケ様を殺っちゃうことだってできたはずなんだよね。そうすれば陰謀が失敗することもなかったはずなのに、それをしなかったのは、彼の陰謀の目的はあくまで「自分が法王になること<フーケ様を助けること」だったんじゃないかと思う。

この巻の登場人物紹介のアラミスの部分(自らはローマ法王たらんと云々…の部分)や10巻37章で「世界征服したいんです」的なことを言ってたり、フィリップに話した「見返り」が多岐に渡っていたりするのでなかなか分かり難いのですが(っていうか、私結構この登場人物紹介文に騙されてた感があるんですが)、彼が陰謀を企んだ最大の理由(動機)は「フーケ様を助けたい」で、他は全部自分のことも含めて「ついで」だったんじゃないかなぁ。

もし我欲が最大の動機でフーケ様のことなんて二の次三の次だったら、ここでフーケ様殺してでも成功させてた気がするんだよね。そもそもフーケ様のことが「ついで」だったら、ポルトスに対してもそうだったように結局何も言わなかった気がするし。

11巻2章で剣を手にしたフーケ様を前にアラミスが武器を探すような仕草をしたっていうのは、自分を殺そうとしている相手を前にした時の(剣士としての)本能的な自己防衛反応だったのかも。。。。

前にアラミスが陰謀企てたのは「周りのみんなのことも考えてるけど自分中心」みたいなこと書いたけど、どうも最近それが揺らいできてるんだよね。。。非常にアラミスらしくない気がするんですが自分だけ願望成就しても意味ないっつーか…いや、もともと自分一人だけ成功しようとは思ってなくて周りの皆にもおすそ分けしようって考えてたんだろうけど、自分の成功よりフーケ様の窮状を救う方が大事みたいな?うまく言えないんだけど、「ルイとコルベールは確実に不幸になるけど、こうすれば僕も法王になれてフーケ様も助かって、今起こっている他の皆に関する様々なことも解決できて万事OK!」なのは変わらないとしても、その中で敢えて序列をつけるとすると①フーケ様、②自分、③その他の面々…って感じ?

まぁとにかく、「僕は僕を司教にしてくれたフーケ様に対してすごく感謝していて、そのご恩に報いるためにもフーケ様に心底お仕えしたいと思っているんだ」っていうのは本心で、アラミス本当にフーケ様のこと大好きだったんだなぁなんて最近思うのでした。


拍手、ありがとうございました!!

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別れた理由(わけ)

アラミスじゃなくてアトスの話です。2部では結構シュブルーズ夫人と親密だったアトス親子が3部では全く彼女との絡みがなくなっちゃってたので「どうしたんだろう」ってずっと思ってたんですが。

最近ふと思ったんですよね。アトス、もしかしてシュブルーズ夫人に幻滅しちゃったのかなぁって。

アトスってほら、(昔から結構言われていると思うんですけど)面食いっていうか、女性に対して聖母マリアみたいな清純なイメージ抱いてる部分があるじゃない?「健全な精神は健全な肉体に宿る」じゃないけど、「見た目美しけりゃ中身も美しい」みたいな。三次元の女にそんな奴ぁいねぇって思うんですけど(笑)。(平たいく言うと女性に対して二次元的なものを求めていると思うんだよね。それ考えると、アニ三でアトスがナナ・ベルナールに鼻の下延ばしてたのも分かる気がするんだよね。いやホラ、舞台女優ってある意味二次元的な存在だと思うからさ。。。)

3巻22章で「マリーー・ミションがこんなに優しいひとだということがもう少し早く分かっていたら…」って呟いていたってことは、裏を返せば彼女の人となりを疑っていた部分が少なからずあったってことだと思うんだけど(まぁ彼女に対して―っていうよりはミレディの件で女性全般に対して不信感を抱いていたんだと思いますが)、実際会ったらそうではなかった―自分の思っていた通り見た目も心根も清らかで優しい人で「これぞ理想の女性!!」みたいに思ったんじゃないかなぁ。

でもその後彼女と付き合うに従って、彼女の策謀家としての顔も見えるようになって、「あ、やっぱ違う」ってことになったのかも。で、「やっぱりあの人は我が一族にはふさわしくない」とか「ラウルには彼女の影響を受けてほしくない」って思って距離を置くようになったのではないかと。アトス自身はもとより、あんなにシュブルーズ夫人に気に入られていたラウルですら接点の「せ」の字もなくなっちゃってましたからね、3部では。

3部でアラミスの居場所を尋ねるためにシュブルーズ夫人がアトスに使いの者を送ったけど、アトスはちゃんと答えなかったってことは、やっぱ彼は彼女のこと警戒していたのかな、なんて思うんだよね。

まぁそれに比べてアラミスは彼女のキレイな部分も汚い部分も(っていうか外見も中身も)受け入れちゃってるわけだし、自分がぞっこんだった彼女が自分の親友とねんごろになって子供までこさえたってのに別に彼女のこと嫌うわけでもなくその後も普通にお友達として付き合っているわけだし、相手の男ともこれまで通り仲の良い親友で、デキちゃった子供に対しても「我々四人の息子」っつって大事にしているんだから何て出来た人間なんだろうって思うわけですよ!(…って強引にアラミスにつなげてみた。でもそうだよね!!)


拍手、ありがとうございました!!

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「アラミスを滅ぼす密約」って??

ダル物11巻17章についてもう一丁。「アラミスを滅ぼす密約を結んだ二人を乗せて、馬車はフォーブル・サン・タントワーヌへ引き返していった」で終わってるんですけど、この「アラミスを滅ぼす密約」って結局どうなった?ってふと疑問に思ったんですよね。

シュブルーズ夫人はこのままフェードアウトで、コルベールとそれ以上何かした形跡ないし…。

普通に考えるとこの「密約」がその後のベル・イール戦に生きてるのかなぁなんて思うんですが。命令を出したのはルイだけど、その作戦を奏上したのがコルベールで、具体的な作戦練るのに協力したのはシュブルーズ夫人という感じで。

でもあれだけ強固に「アラミス捕らえるべし!」で結束していた二人が、アラミスがスペインに逃れて以降はあっさり手を引いているあたり、この図式(夫人→コルベー→ルイ)が成り立つのかちょっと疑問なんだけど…。

アラミスがスペインに逃れてもルイにはスペインでアラミスを捕らえてフランスに連れてくることだってできたので(11巻53章)、スペインに逃れたからってそれで即諦めなきゃいけなかったわけではなさそうだし…。

まぁルイが「自分の意志で諦めた」みたいなこと言っているから、ルイ自身が「敵ながらあっぱれ」みたいに思ったのかなー。ダルへの配慮って気もするけど。シュブルーズ夫人やコルベールがどんなに周りでわいわい言っても、国王にその気がなくなったのでどうにもならなかった…とか。その後の「エピローグ」とか読むとむしろコルベールもアラミスのこと認めちゃってる感があるから、ルイとコルベールにその気がなくなっちゃって、シュブルーズ夫人一人孤立しちゃったっていうのも考えられるかなー。

あれだけ「アラミス許すまじ」と憤っていた(Byシュブルーズ夫人)太后の怒りがどう静まったのかも興味あるところだけど。

実はアラミスがスペインから手ェ回して「年金打ち切りますよ??」とシュブルーズ夫人脅迫して彼女に自分の追及を諦めさせ、夫人は夫人で太后を何とかなだめようと画策していたのだとしたら楽しい(笑)。

でもアラミスが許されてフランスに帰ってこれたのは太后死去後ってことを考えると、結局太后の怒りは死ぬまで解けなかったんだろうなーとは思うけどね。


拍手、ありがとうございました!

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脱獄のプロ(笑)

ダル物11巻17章、シュブルーズ夫人がコルベールに「アラミスが何度脱獄したか、あなたがご存じでしたなら!」って言ってるけど、アラミスって脱獄したことってありましたっけ??

私、原作でアラミスが牢屋に捕えられた記憶ってないんですが…。1部でバスチーユに入れられたのはアトスだったし、2部でマザランに捕まったのはアトス、ポルトス、ダルタニャンで…むしろアラミスひとりフリーでアトス達を脱獄させようと画策していた気が…(そーいやイギリスで捕まってたけど、捕まった相手がダルとポルトスって捕まった内に入らないだろうし…)。3部ではバスチーユによく足を運んでたけど捕まったわけじゃないし…むしろ都合2名ばかり脱獄させてたし…。

えっあれ??もしかして「アラミスが何度脱獄したか」ってそういうこと?「アラミス(の手引きで、捕えた人)が何度脱獄したか」ってこと??

それとも本編外でそんな何度も牢屋に入れられるヤバいことしてたんだろうか。もしくは本編中、実は何度も捕まってたんだけど読者も知らないうちにあっさり脱獄してたとか…。まったくないと言い切れないところが怖いですが(笑)。

いやむしろコルベールにアラミスの手ごわさを分かってもらおうとしたシュブルーズ夫人のハッタリ??


拍手ありがとうございました!!

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お前何やってんの??

ダル物の物語外で四銃士の面々はどんな生活送ってたんですかね?まぁ、アトスとポルトスとダルタニャンはなんとなくだけどすぐ想像つくんだけど…。

アトスは領地でラウルの成長見守りながら幸せに暮らしてたんだろうな~とか。

ポルトスも領地でムストンと一緒に楽しく暮らしてたんだろうな~とか。

ダルは文句言いながらもマザランの下で一生懸命働いてたんだろうな~とか。

でもアラミスに関してはよく分からないんですよね。

順当に出世はしているようなので、修道院で真面目に修練に励んでたんだろうとは思うんですけど、出てくるたびに大物とお近づきになっていたりするので、どうもそればかりではないっぽい気がするんだよね。

そんなわけなので、彼が作中に語っていた、物語外で彼がどんなことをしていたのかを記憶を頼りに(だって改めて全部読み返すの面倒なんだもん。なので漏れているのあったらゴメン)ピックアップしてみました。

①パルマの神学校でのちのイエズス会管区長と一緒に勉強していました(9巻)
②大赦のときローマに行ってました(その時管区長と会いました)(8巻)


まぁこれはちゃんと聖職者として仕事してるんだなってのが分かるエピソードだと思うんですが。

③教会で説教しているとき、聴衆の中の男の一人と決闘沙汰になりました(3巻)

…うん、これはまぁ、若気の至りということで大目に見てあげよう(笑)。

④暗号開発してました(8巻)


何やってんだお前!!!!www


それ司教の仕事か?仕事なのか?あ、もしかしてこのときってまだ司祭?どっちにしろフツー坊さんのやることではないよね??

物語中の彼の行動は不穏だけど、物語外でも相当不穏なことやってるよなーなんて思う今日この頃でした。


ところで、パルマの神学校の話って信じていいんですかね?

もし本当だったら管区長に「どこかで会ったと思うけどどこだっけ?」って言われた時そう答えても良かったずなのに答えなかったから、シュブルーズ夫人に管区長との関係を悟られないようにするためのハッタリのような気もするんだけど…。

どうなんでしょ?


拍手、ありがとうございました!!!

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