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☆香月の庵リターンズ☆

原作アラミススキー。「アニ三アラミスは原作アラミスの好みのタイプだよね!」というコンセプトのもと、原作アラミス×アニ三アラミスという異色カップリングをネットの片隅で限りなく追求しています。あと原作考察(ほぼアラミス関係)。

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あけましておめでとうございます☆

皆さん明けましておめでとうございます!

昨年は当サイトにお越し下さりありがとうございました。

私は年末年始、BBC三銃士見ててついさっき見終わったばかりなのですが、(アラミスファンとして)最後すごく「ちょ…えぇぇぇぇぇwww」というオチが待っていて、なんかすごく動揺しています(笑)。いやいいんだけど!別にいいんだけど!!「マジでか!(゚Д゚;)」みたいな(笑)。

少し落ち着いたら、お気に入り回の感想とかUPしたいです。2ndシーズン楽しみだなw

サイトの方は、今年は少し小説も書けたらいいなぁって思ってます。去年は3本しか作らなかったし…「すり替わった~」とか「出逢い」の後回しにしているサイドストーリー的な話とか追加できたらいいな…と。ネタちゃんと覚えてるか不安だけど…(汗)。

あ、あとすいません。12月28日更新の「勝手にアラミス考④」のアニ三本編の部分、ちょっと書き換えました。

それでは、本年もどうぞよろしく願い申し上げますm(_ _)m




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BBC三銃士見てます!

今BBC三銃士見てるんですけど、いやコレ普通に面白いですね。私好きだわこういうの。ていうかここのアラミスいいわ。すごくいいわ。

まだ3話までしか見てないんですけど、イイ感じにチャラ男でwでもキメるところではキメてくれて。3話はちょっと話重たかったからあまりホッコリするところなかったけど、1話2話とか終始顔ニヤけっぱなしでしたわ。

1話でアデルの屋敷の窓から逃げるシーンとか結構笑ったなー。そしてちょっと3巻のロングヴィル夫人の家から出てくるシーン連想した。あの時もこんな感じだったのかしら~とか(笑)。

ロ夫人「いけない!公爵様がやってきたわ!早く窓から逃げて!」
アラ「え?ええー?…結構高いんですけど(怯っ)…あ、ダルタニャンとプランシェだ。よし」

みたいな(笑)。


コンスタンスにもなかなかの紳士(?)だしな。「10スウじゃ安いよ」とかw2話で王妃様身体張って守っちゃうところとかなー。しかも目を掛けられてまんざらでもないみたいだしなw

自分で「ロマンスの王子」とか言っちゃってるしw隊長に説教されて「この僕が怒られるなんて…」ってかわいいよお前かわいいよ!!(≧▽≦)コンスタンスにビンタされてもまんざらでもないみたいだしな。こんのチャラミスめ!!(笑)

ただオリキャラが多くて、ストーリーと人物関係掴むのにちょっと苦労してるんですけど…(汗)。最初はただのモブに便宜上名前がついているだけだと思っていたら、ストーリー進むうちに結構重要人物だったことが分かって、動画巻き戻したことしばしば…。3話目くらいから大分慣れてきたけど。とりあえずオリキャラ出てきたら顔と名前しっかりマークしとくことにしています。

ていうか私、西洋人の顔ってなかなか見分けつかないから、人物関係の整理も含めて、日本のドラマの公式サイトみたいに画像入りでドラマ上の人間関係を図式化した登場人物紹介みたいなページがあったらいいのになぁ。実を言うと3話目にしてまだアトスとポルトスの顔の区別がつけられていないんだよね…だって二人とも顔丸っこくて髪短いんだもん。アラミスはすぐ覚えられたのにぃー(それ単にお前がアラミスしか見てないだけじゃね?)。

まぁオリキャラとオリジナルストーリーを言ったらね、アニ三だって相当…ゲフンゲフンゲフン!(笑)

ミレディさんがあまり美人さんじゃないのが個人的にちょっとショックでした…。そういや3話でコンスタンスがミレディの髪を「黒」と言っていたけど、アレ黒か?なんかちょっと茶色っぽい気がしたけど…。

字幕だと字数制限があるので「ミレディ」だけど、英語だとちゃんと「ミレディ・ド・ウィンター」って言ってるな…。あとでウィンター男爵とか出てくるのかしら。名前だけかしら。

3話でアラミスがアトスに対して「ラ・フェール伯爵?へぇ…貴族なんだ…」なんて言ってたけど、銃士隊って確か貴族出身でなきゃなれなかったと思うんですが、ポルトスは母親が奴隷らしいし、ここでは特に貴族でなきゃなれないっていう設定ではないのかしらね?

リシュリューが作中「リシュリュー」じゃなくて「枢機卿」って呼ばれてるのがすごく好きです。英語でもずっと「カーディナル」「カーディナル」だし。なんかかっこいい。名前なし設定なのかと思ったら、EDクレジットにちゃんと「カーディナル・リシュリュー」って載ってて「ああちゃんとリシュリュー閣下なんだな」って思いましたですよw

あと皆ちゃんと銃を使っているのもすごく好き。銃もちゃんと火縄銃で装填に時間がかかって云々~みたいな描写もあったしな。本格的だなー。今まで三銃士の映像作品というと銃より剣で戦っていたのが多かったから、なんか新鮮です。まぁ当時の火縄銃は重いし装填に時間かかるから実際の戦闘では剣を使うことが多かったなんて話聞きますけども。アニ三でも銃使ってるシーンあったけど、あれどう見ても火縄じゃなくて現代の銃っぽかったからなw

ボナシューさんが普通に若いのに衝撃wいや、これまでコンスタンスとは親子にされてたり、原作でも結構な年の差婚みたいだから、若いボナシューさんってなんか新鮮なんだよね。で、ここのボナシューさん仕立て屋なのか。仕立て屋ボナシューっていうとアニ三思い出…ゲフンゲフンゲフン!(笑)いつかどこかでこの「仕立て屋設定」が活躍するときがくるんだろうか。

とりあえず3話見た感じと、それまで別のところのネタバレ&レビューで読んだ情報とを合わせて、ああなるほどこの作品はこういうことがしたいのかっていうのがなんとなくだけど分かってきました。

まぁなんて言うかね、ダル物の中で一番有名で人気があるのはやっぱり「三銃士」の部分だろうから映像化するならそこなんだろうけど、「三銃士」の部分を映像化するとどうしてもリシュリューが悪者になっちゃうわけで…だからリシュリューを悪役にしたくなかったらストーリー自体をどうこうするしかないのかもねっていうのと、「三銃士」の部分だけ切り取るとどうしてもアトスとダルにばかりスポットが当たっちゃってポルトスとアラミスの存在が薄くなっちゃうから、ダル物全体を通しての彼らのキャラとしての魅力を盛り込もうとしたら、完全なオリジナルストーリーにせざるを得ない部分もあるのかなぁ、なんて思うんですわ。

…ていうか、恋人に他に愛人がいても一向に構わなかったり、その恋人が行方不明でも特に気に留めていなかったり、他の女性に色目使ったり、アラミスのこの軽い感じ、「2部だ!!」って思いました。2部要素強ぇ(笑)。

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勝手にアラミス考④

さてアニ三です。何とか年内に終われた!良かった!!


●本編

昔はこのアラミスしか知らなかったから彼女が自分の中で一番だったけど、その後原作を読み、いろんな三銃士映画を見てるうちに男アラミスに毒されたせいか、最近自分の中で存在感がかすんで行ってしまっている感がなきにしもあらずなのですが(;´∀`)

ああ、「男アラミスに毒された」って言い方は適切ではないな。だって元々男の人なんだもん(笑)。

ここのアラミス、敢えて原作の1部か2部か3部かで分けるとすると、多分3部になるんじゃないかなぁって思う。仲間に相談せず1人でなんでもやろうとしちゃうところとか…。行動力ハンパないところとか…。

「アニ三アラミスはあんな腹黒くないよ!!」って猛反発されそうな気がするけど、まぁ腹黒いっていうかね…「女であることは絶対の秘密」な世界観の世界で相変わらず男のフリして銃士やってるのってどうなの?、バレた時の周りの迷惑考えてるんですかとか、はっきり言って腹黒よりタチが悪まぁその辺はこれまで別項目で散々語ったので今回は触れないとして…。

アニ三アラミスが人気出たのって、単に男装の麗人だからっていうのだけじゃなく、その暗い過去とか、銃士になったのが復讐っていうダークな理由だったりとか、そういうところもあると思うんですよね。愛する人のために女であることを捨てて銃士になった、そんな一途なところとか。こういう時代(中・近世)の一途な女性って古今東西を問わず、愛する人を失ったら後を追って自殺したり、仏門に入ったり、望まぬ相手との結婚を強いられてそれに泣く泣く従ったりっていうのが(物語における)セオリーだと思うのですが、そのいずれでもない選択肢を選んだことで「(運命に果敢に挑戦する)強い女性」としてのイメージが生まれ、プラス、なんだかんだ言いつつもお姫様的…というか”守ってもらえるヒロインポジション”をキープしているところ(怪我をしたり囚われたり一人で突っ走って捕まったのにすんでのところで助けてもらえたり)に多くの人の共感や感動を呼んだんだと思う。

まぁ平たく言うとね、女性視点的には「私も強く自立した女性として勇敢でありたいんだけど、でも素敵な殿方にも守ってもらいたい」的な。…これってある意味女性の生き方としての理想像だよね…。あとついでに言うと男性視点的には「どんなに強がってたとしても女性はやっぱり男性に守ってもらう存在だよね」的なね。

だから、よく三銃士の映画とかドラマが出ると、日本のレビュー掲示板などで「アラミスが女の人ならよかったのに」とか「アラミス男装の麗人希望」っていうアニ三世代と思しき方(ていうかそれしかいないと思うんですけど)のコメントを見るんですけど、他メディアでアラミス女にしても、多分アニ三アラミスのような爆発的な人気は出ないと思うんだよね。いや、人気出るかどうかは設定の盛り方(笑)次第でしょうけど。少なくともアニ三アラミスファンが期待するアラミスにはならないと思うんだなー。

だってこの「アニ三アラミス」自体がもやはアニ三オリジナルの存在なので、そういった意味ではアニ三アラミスと同じには絶対になりえないし(やってしまったらただのパクリになってしまう)、それに普通に考えて、アラミスを女にしたら、バービー三銃士のアラミーナさんじゃないけどただのビッチになる可能性が一番高いわけだし…。もし本当に「アラミスが女であればなんでも…」であれば、三銃士をモチーフにしたゲームにはアラミスが女になっているのがあるので(もっともアラミスに限らずダルと三銃士全員女になってますが)、絶対それ話題になってると思うし、バービー三銃士だって、日本語版出てないとはいえもうちょっと話題になっててもいいと思うんだよね。

そうじゃないってことは、単に知名度の問題もあるんだろうけど、やっぱり設定の盛り方が上手だったんじゃないかなぁと個人的には思ってたりします。


 ●パイロット版

DVD-BOXに収録されていたやつ1回しか見てないヤツが何を語ろうというのかって感じですが(笑)。

いや~ここのアラミスいいですよね。あの軽い感じ、スケコマシ感満載な感じが(笑)。なぜこのまま本編に採用されなかったのかが分からない。ホント分からない(笑)。もしアニ三がリメイク放送されるときがあったら、ぜひパイロット版の設定でお願いしたい!と伏してお願いしたいくらいです。

…とまぁ冗談はともかく(冗談だったのかよw)、このパイロット版のままの設定での本編も見たかったなぁという思いがあるのは事実なんだよね。あの設定のままだったらどういう話になってたんだろうって。

酒場に行ってもシャルメーンがいなくて、連絡もつかなくて、「ああ…きっと彼女は僕のこと忘れてしまったんだ…よし、今日から僕は神に仕えることにするよ」と落ち込んでクサクサしてるアラミスをダルは心配してるんだけど、アトスとポルトスは「いつものことだから放っとけw」ってなってて、ダルはそれを見て「え…ええー(;´Д`)」ってなるんだけど、そんなときシャルメーンがひょっこり現れてアラミス歓喜―とかいう、クレーヴクール顔負けの豹変ぶりを見せつけてくれたりなんかしちゃってくれたのかしら、とか(笑)。

普段はチャラけどいざという時は美味しいところさらっていってくれるような、そんなキャラになって人気出てたらいいなぁ…とか(←夢入りすぎw)。

ダルの声になかなか慣れなくて、結局1回しか見なかったんだけど、DVD-BOX売る前にもう何回か見とけばよかったと思ってます。

 

拍手、ありがとうございました!

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勝手にアラミス考③

全然関係ないんですけど先日紫の靴下を買ったんですよ!

ふふふ…司教猊下とお・そ・ろ(*´▽`*)(←違)
 

●ディカプリオ主演の「仮面の男」

封切当初は「白い白い」と言われていた感のあるアラミスだけど、中文版読んで補正された頭で思い返すと「いや、結構原作通りじゃね?」って気がする…。

まぁ確かに権力に対する欲っていうのはないけど、そこはさ、ホラ、彼イエズス会の首領だから!ドンだから!頭だから!!

つまりね、すでにバチカンを裏から操れるという噂の黒の法王猊下になってるってことなんだよ!!もう手に入れべきものは手に入れたから、あとはフランス国王が自分の思う通りの政治を摂ってくれれば言うことなしってことなんですよ!!(力説)

…って書くとすげぇ身も蓋もないなw

この映画、「アラミスの陰謀成功すればよかったのに…」とか「アラミスもアトスやポルトスやダルタニャンにちゃんと最初から話してればよかったのにね」とか「アトスもアラミスの陰謀に参加しちゃえばよかったのに~」とか、「こうだったらよかった第三部」がめいっぱい詰まっててめちゃ好きです。前にも似たようなこと書いたけど。


●ひとみセンセーのダルミラ

まさかの3部アラミス、1部降臨という、「アラミスは1部の頃から3部くらいの腹黒さがあればいいのにぃ~」という、一部の乙女の願いを叶えてくれたすばらしい作品。

…なんですが、怖い、怖いよ!ここのアラミス万能過ぎて怖いよ!!!!いや面白いけど。かっこいいけど(笑)。

もうね~あまりのかっこよさに終始顔がニヤニヤだったんですけどね、クレーヴクールでロングヴィル夫人の手紙受け取って「やっぱ教会戻るのやーめた」ってシーンでは思わず、「あ…アラミスだ…1部アラミスだぁ…」となぜかホッとしたんですよね。私、それまでアラミスと言えば2部3部が好きだったのですが、1部のアラミスも好きだったんだなぁ…と、1部アラミスへの愛を認識させられたのでした。

しかしひとみセンセー、ここのアラミスこんだけかっこいいんだから、銃士になって初めて国王の御前に出るとき、緊張のあまり靴を左右逆に履き間違えて半べそでしたエピソードはナシで良かったんじゃないスか(笑)。

「かっこいいキャラでもどこかに落とし穴があった方が親しみ湧くよね」戦法だったのかもしれないけど、それはクレーヴクールの「出家やーめた」シーンだけで良かったんじゃないかなぁ…とあくまで「かっこいいアラミス」押しの私は思うのでした。

あと、どこかのレビューで「ここのアラミス白すぎ」なんて感想目にした記憶があるのですが、中文版で補正された脳で見たらそうでも…ゲフンゲフン!!そもそもこの作品は原作で白い人を黒くして黒い人を白くするってスタンスだから!(笑)

まぁアラミス白いっつーか…最後の大どんでん返しがあまりにも唐突な気がして、その点が確かにちょっとアレかなぁという気はするけれども。。。前半でロシュフォールがアラミスのことを褒めちぎ腹黒だの狡猾だのヤツを侮るなだの散々言ってたのが伏線かなぁと思ったり思わなかったり。

あとアトスとポルトスとアラミスの本名に実在のモデル持ってくる意味あっ…ゲフンゲフンゲフン!!!(笑)


●バービーの三銃士

大まかなストーリーについてはこちらを参照。

ルネがアラミスなんだかアラミーナがアラミスなんだかイマイチよく分からないのですが(^^;)、「三銃士」の部分を映像化するとき、アラミスは女ったらしで描かれるのが常だから、「恋多き乙女」なアラミーナがアラミスだと思って語るよ!

まぁ実際男見て目の色変えてるシーンというのはなかった(と思う)のですが(そこは良い子のバービーw)、ビベッカに「アラミーナにとっては男の人は皆白馬の王子様なんじゃないの?」なんて言われちゃってるコです。

って書くとただのビッチみたいに思われるかもしれないけど(笑)、アラミーナさんが銃士になりたい理由は「強い銃士になって白馬の王子様をお守りするの!」だそうで。頼もしい…!頼もしいよアラミーナさん!!

正直ここの四銃士は全員造形がバービーなので、見た目の区別がめちゃめちゃつきにくいのですが(一応コリーンは主人公だから髪アップにしてて一目で違い分かるようになってるんだけど、あとの3人は服の色で判断するしかない状態。まぁコリーンとアラミーナが白人系でルネとビベッカは黒人系っていう違いはあるけれど…)、アラミーナさんだけは!アラミーナさんだけは!!ファンのひいき目抜きにダントツでキャラ立ってると思いました。このキャラの立ち具合は間違いなくアラミス!(笑)。

まぁこのアニメ、変身美少女ものの要素も多少入ってるので、変身美少女ものには必ず一人はいるタイプ(「セラムン」でいうところのまこちゃん的な)って言うとキャラとしてありふれた感がなきにしもあらずですが…(^^;)。しかし「女遊びが派手」っていうとなんかもうホントどうしようもない気がするけど、「恋多き乙女」って書くとなんかロマンがある気がするのは気のせいか(笑)。

ちなみにルイ王子はコリーンのことが好きみたいだけど、コリーンは恋よりも仕事に充実感感じてるっぽいので、ビッ…恋多き乙女なアラミーナさんはコリーンが仕事に熱中している隙をついて傷心なルイ王子をモノにしちゃって、正妻なり愛妾なりになって、フランス王国の政治を裏から操っちゃえばいいと思います(そんなドロドロしたバービーはイヤだw)。

(そういえばリンク先のレビューで「コリーンはダルの娘」って書いたけど、よくよく考えてみたら「コリーンの苗字がダルタニャンという設定」のようなので、書き直しておきました)


●ベルモンド

出番が(回想シーンしか)ないくせに何を今更語ることが…って感じですが。

そんな出番のないところも愛しいんだよ!連載続いていたらどうなってたんだろう、ショウエイ先生どんなふうにアラミス(とバザン)を料理してくれたのかな、って想像するだけでお腹いっぱい胸いっぱいになるんだよね。ええ決して負け惜しみとかじゃなくてね!!

個人的には、ベルモンドが途中から髪下ろしたのは、カラーだと髪の色ピンクだけど白黒の漫画紙面だと白抜きになるので、アラミスとの見た目の差別化を図るためだったんじゃないかなぁなんて想像してるんですけれどもっ。だからきっと出番はもうすぐそこまで迫っていたに違いない。くっ・・編○部めwwww

そういえばここのアラミスも金髪なんですよね(コミックスにはカラーないけど、SNSに寄贈されたイラストでは金髪だった記憶が)。学研名作マンガのアラミスも金髪だったし…(アニ三も金髪だったし)…原作では「黒」ってハッキリ書いてあるんだけど。ついでなので以下(短いですが)アラミスの髪の色に関する考察です。「続きを読む」からどうぞ。

拍手ありがとうございました!


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勝手にアラミス考②

中文版ダル物アラミスです。同じ原作なのになんで別項目にしたのかというと、彼のおかげで私の中の「原作アラミス像」が大分補正されたから。

それまでの私の中の原作アラミス像って、講談社/ブッキング版のいらん登場人物紹介(笑)のせいで、あまりキレイなイメージじゃなかったんだよね。つまり、すり替え計画を考えたのは本当にただの私利私欲であって、そのためにフーケ様に取り入りポルトスを引き入れて利用した…みたいな。

1部では色々隠し事はしていたけど人畜無害wな文学青年で、2部でも色々隠し事してたり色恋にうつつを抜かしてたりはしていたけど友達のためにひと肌脱いだりしてたのに、いつの間にそうなった?でもそんな闇落ちみたいな部分もステキ~(≧▽≦)みたいな感覚だったのですが。

ただそれだと作中の彼のすべての行動が上手く説明できなくて、まぁそれは計画を遂行するための方便とか相手を言いくるめるための詭弁みたいに解釈したりもしてたんですけど、正直好きだ好きだとは言ってもキャラ自体はイマイチ把握できていなかったんですよね。

それが中文版読んだらそれまでバラバラに存在していた彼という「キャラ」を示す点と点が一気に一つの線として繋がったんですよ。私利私欲じゃねーじゃん。いや私欲もあるけれどそれだけじゃねーじゃん!これまでと同様友達のこと大切に思ってるよ!って。

多分彼は、1部から3部まで一貫して、自分の持てるものすべてを最大限活用して友達のために動く、という一見秘密主義でそっけなくて冷たいけれど、意外とアツいキャラなんじゃないかと思います。

あと、以前どこかのブログ(確か史実…というか中・近世ヨーロッパの思想に詳しい方のところだったと思いますが)のダル物レビューで、「アラミスはアトスやフーケと同じく王権神授説の信奉者」みたいな紹介のされ方されてて、「え?そうかなぁ?」って当初は思ったのですが、中文版読んだ後はなんかすっごくそれに賛同できるようになったんですよね。

11巻でアラミスはフーケ様に「双生児は二つの身体を持った一つの人間であり、フランス王室の王権を等しく継承する権利がある」って言ってたけど、これって3巻でアトスがラウルに言ってた「国王と王権は区別して考えなければならず、どちらに仕えるべきか迷ったら王権を選ばなければならない」に通じると思うんだよね。「今の国王」はあなたのことを心底嫌っていてコルベールを重用しているから仕えることはできないし仕える価値もない、だから同じく王権を宿す「もう一人の国王」に仕えようではありませんか、的な。

最初はね、これってフーケ様に納得してもらうための詭弁だと思ってたんですけど、どうやら本人ガチでそう思ってるっぽいということに気づいて以降、なんかアラミスすっげぇ可愛いなって思うようになったんですよね。腹黒いくせになんて理想的な考え持ってんだよ、みたいなw

それ以来、なんでフーケ様に言っちゃったのかとか、ずっと一緒にいたポルトスには言えなかったのに、なぜアトスには素直に話せたのか、っていうのがちょっと分かったような気がするんだよね。

フーケ様に計画のことペラペラ喋っちゃったのは、それがフーケ様のためにやったからってこともあるんだろうけど、きっと同じ思想の持ち主だから分かり合えると思っていたからなんだろうね、とか。

アトスに話せたのは、アトスも同じ思想を共有しているから、(是非はともかくとして理屈として)分かってくれるだろうって思いもあったからなんだろうなぁ…とか。

このほかにも、2部で困窮しているアンリエット英王妃の姿を目の当たりにしてプリプリ怒っていたり、イギリスにまで行っちゃったのは、本当にアトスと同じ理由によるものだったんだろうなぁ…とか。

そういう風に思える箇所を具体的に挙げろと言われるとちょっと困るんですけど、強いて言うならここかなぁ…。5巻16章後半でアラミスがアトスの意見に同調するシーン。ここ読んで、「あ、アラミスってアトスと同じ側の人間だったんだ…」って思ったんだよね。

以前「アラミスって2部ではなぜかアトスに対してだけ大人しいよね」って意見読んだことあるんだけど、「アトスに対して大人しい」というよりは、アトスとは同じ価値観を共有しているから反発する余地がなかっただけなんじゃないかなって思います。

同じ価値観持っているのに彼がアトスのようにならなかったのは不思議といえば不思議だけど、その辺は単純に「生まれの違い」かなぁ。アトスは大貴族の跡取り息子として生まれたわけで、生まれながらにして身分と名誉を手にしていたわけだけれど、アラミスは努力しなければ手に入れることができなかったっていう。そういえば年(巻数)を経るにつれその辺の違いがどんどん顕著になっていく気がするんだよね。何もしないアトスと何でもやっちゃうアラミス、みたいな(笑)。

結局のところアラミスって、ダルタニャンのように「実利」は重んじるけど、でもアトスのような「理想主義的な考え」も持っているという…中文ダル物スレに「アラミスが魅力的なのは彼がアトスとダルタニャンの両方の特徴を備えているから」っていう意見があったけれど、まさしくその通りなんじゃないかなぁと思います。


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