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☆香月の庵リターンズ☆

原作アラミススキー。「アニ三アラミスは原作アラミスの好みのタイプだよね!」というコンセプトのもと、原作アラミス×アニ三アラミスという異色カップリングをネットの片隅で限りなく追求しています。あと原作考察(ほぼアラミス関係)。

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11巻23章・24章は熱いと思う!

前回の続きのようで続きじゃないような(笑)。

どうでもいんですけど、例の手紙、実はシュブルーズ夫人がダルの筆跡をまねて書いたもので、彼女の筆跡を良く知っているアラミスだからこそ僅かな震えを察知してニセ手紙を見抜くことができたと考えると中々アツいものがあるな…。ってちょっと妄想入りすぎ?(いつものことです)

さて、ベル・イールに立て籠もっているアラミス達に宛てた手紙とジョナタスに託された伝言を聞いたアラミスが、罠を警戒して「むしろダルタニャンがこちらに来い。拒否すれば武力行使も辞さない」と要求するシーン。「ダルタニャンを攻撃するのか!?」と反駁するポルトスにアラミスが言った、このセリフが大好きです。

「ダルタニャンだったら、きっと来るよ」

あと24章の、

「ダルタニャンはね、やさしいポルトス、ダルタニャンはここに来るよ」

なんだろうね、アラミスのこの、ダルに対する全幅の信頼って!!゚(゚´Д`゚)゜

「ダルタニャンが策を考えてくれるなら大丈夫」とかも言ってるしね。

なんだろうね、アラミスのこの、ダルに対する全幅の信頼って!!゚(゚´Д`゚)゜

ほんのちょっと前まではかなり熾烈な腹の探り合いしてたのに…ちょっとこの部分読んでると胸熱くなってくるわ…。

この他にもこの23章・24章近辺はダルとアラミスとポルトスの友情がなかなか熱くて熱いよね。

アラミスは何とかしてポルトスだけでも助けようとしているし。

ダルは「俺の立身出世のために友達を犠牲にしたりはしない!」だし。

ポルトスはアラミスに騙されていたことを知っても、ダルやアラミスに何と諭されようとアラミスと一緒にいることを選ぶし…これって「君一人置いて自分だけ安全なところに行けるか!」ってことだよね。騙されたいたことを知った後も、「これには政治的な陰謀があるんだろう?」ってアラミスに聞いてるし。これって「君が伊達や酔狂や、ただ自分の私欲のためだけでこんなこと考えたりしないってことは俺には良く分かってるよ。何か訳があるんだろう?」ってことだよね。うわぁなんだろこれすげぇアニ三(笑)。

もうこの…このね!「自分のことよりまず友達」っていうところがね!アツいよね!!滾ってきますよね!!これぞ三銃士っていうか!!!

(しかしアラミス…「実はフーケ様に対して陰謀が企てられていてね…」って言い訳しないんだな…。言っちゃってもいいと思うのに。もう今となってはどうでもいいってことなのか…潔良いな…漢だな!)

…と、こんな風に自分の中で盛大に盛り上がると、この場にいない某伯爵wに対して腹が立ってくるんですけど(笑)。

いやだってさー(以下、いつにも増してアンチアトスなこと書いてあるので、それでもいいよという方のみ「続きを読む」からどうぞ)


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ダルからの手紙

11巻23章、ダルがアラミスとポルトスに宛てて手紙を出してたけど、この手紙ってアラミスによると「筆跡が震えているからニセ手紙の可能性大」なんだよね。実際どうだったんだろう。なんか結局ダル本人が書いてたっぽいような気もしなくはないけど…。

ダル本人が書いたとして、「筆跡が震えてる」ってことは…ダルは自分で書いてはいたけれど本心ではなかったってことなんだろうか。国王命令で無理やり書かされていた的な?

いやむしろ、手紙自体はアラミスの読みどおり誰かがダルの筆跡をまねして書いたもので、ダルはそのニセ手紙も含めて計画の全容を知らされていたって考えることもできるか…。

いずれにせよ、手紙をジョナタスに持たせて、ダルの名を使ってこちらに来るよう伝えさせ、こちらの要望に応えてやってきたところを捕縛する―というのがルイ&コルベール(&シュブルーズ夫人)の計画だったんだろうと思うんだけど、24章でダルが「君たち二人を僕の船に乗せて、それから自由の身にさせる予定だった」って言ってたってことは、その計画の裏をかこうとしてたのかな。

で、恐らくシュブルーズ夫人は「ポルトスはともかくアラミスは来ない」「アラミスはきっとポルトスを説き伏せる」「むしろアラミスはダルが島に来ることを要請する」であろうことも読んでいて、そうなった時のためにダルに付ける見張りの士官を用意していたのかもね。

ちょっとこの辺の文章外の攻防を想像すると、なかなかスリリングで面白いな~。

(ところでダルは「ポルトスはともかく、アラミスは来たがらないだろうな」とは思わなかったんだろうか。アラミスとダルの思考のシンクロ率を考えると、「アラミスだったら絶対来ない」って思ってそうな気がするけど。アラミスがポルトスの意見を聞くことに賭けてたのかな…)


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従僕達のその後

四銃士の面々に負けず劣らずの中々の個性を放っていた彼らの従僕達―彼らのその後はどうなったんでしょうね?

唯一生死がハッキリしているのはムスクトンだけで…。彼は主人の後を追うように死んでしまったけれど。

プランシェ、グリモー、バザンに至っては作中出てきてフェードアウトしたまま…。

まぁプランシェは、「店は若いモンに任せて、自分はトリュンフェンと田舎に引っ込んで農業しながらのんびり暮らす」って言ってたから、きっと田舎で穏やかな晩年を過ごして幸せの内に息を引き取ったんだろうなって想像できるんですが。

バザンはどうだろうなー。あの人6巻にちょこっと出て来ただけで、その後音沙汰なしなんだよね。しかもその時の様子が熱狂的なフーケ様信者だったから、フーケ様失脚後どうなったのかちょっと心配だったりする…。まぁあの人結構ちゃっかりしているというか、なんだかんだで長いものには喜んで巻かれちゃうタイプのような気がするので(ある意味主人のアラミスとは真逆の意味で世渡り上手な気がする)、何食わぬ顔してコルベールやルイ14世を称えて、きっとあのままムランで司祭続けてるんだろうな。多分、フーケ様失脚前の自分は黒歴史(笑)。

問題はグリモーだよね…。11巻でダルにボーフォール公からアトスに宛てた手紙渡して、アトスの足に接吻した後完全にフェードアウト。どうなっちゃったんだろホントに。この人こそ主人の後を追うようにこの世から去っちゃいそうな気がするんですが。

新しいラ・フェールやブラジュロンヌの殿様にお仕えしたりしてるんだろうか。でもアトスに仕込まれたあの性格じゃあ他の殿様と上手くやっていくのは大変そう(;´д`)

ボーフォール公に拾われて、その後幸せに暮らしました、だといいな。ボーフォール公、結構彼のこと気に入ってるし。ブレゾワ含めて、ラ・フェール伯爵の主だった従僕達は、ボーフォール公がまとめて面倒見てくれるといい。


拍手、ありがとうございました!

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傲・岸・不・遜!!

自分の小説にも使っちゃったくらいなので多分気づかれてるかと思いますが(笑)、私、ダル物11巻1章の「この傲岸不遜の寵臣は~」っていう言い方が大好きです。

何ていうか、アラミスの「コンチキショーwww」感がすごく出ている気がして。

で、日本語でそんなステキ表現のある箇所、中国語ではどうなってるのかなって思って調べてみたら、「この身分の一番高い寵臣は~」とか「この最も運の良い寵臣は~」という当たり障りのない訳になってて、「つ…つまんねーorz」って思ったのでした。(角川版どうだったろう。やっぱ「つまんねー」って思った記憶があるので、そんな訳だったかも)

…まぁでもどちらも、その次の「一向に動じる気配を見せなかった」っていう所で「コンチキショーwww」感が十分出てるんですけどね。

ただ、傲岸不遜(おごりたかぶって人を見下している。思いあがって謙虚さがない)だから「コンチキショーwww」なんじゃなくて、あくまで「親友のダルが目の前で全身でもって、『なんでお前そんな高い地位にいるんだよ!!』という驚きと疑問をこれでもかというほど表現しているっていうのに、こいつ全然動じねぇな!」的な「コンチキショーwww」感ですが。

10巻41章で自分の言っていることを素直に信じてるダルを見て決まりが悪くなった…一種の罪悪感すら感じていたときとはエラい違いというかね(笑)。

傲岸不遜というか、むしろ鉄面皮?この時のアラミスはダルの度胆を抜くことができてさぞかし気持ち良かっ…いやいや、ダルに見破られないよう必死だったてことで。

拍手、ありがとうございました!

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すり替わったアラミス「トレビルの最期」UPしました。

二次小説置き場に「すり替わったアラミス~トレビルの最期」アップしました。

「決断」のあとがきでちょろっと触れたトレビル隊長のお話です。

割と短かった^^;

こちらからどうぞ。


拍手、ありがとうございました!

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