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☆香月の庵リターンズ☆

原作アラミススキー。「アニ三アラミスは原作アラミスの好みのタイプだよね!」というコンセプトのもと、原作アラミス×アニ三アラミスという異色カップリングをネットの片隅で限りなく追求しています。あと原作考察(ほぼアラミス関係)。

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1部アラミスって意外と侮れないのかもしれないという話②

1巻15章、リシュリューのこのセリフ。

「(追放された)シュヴルーズ夫人はパリに出てきたばかりでなく、当時の言葉で『カバール』と呼ばれる、ある秘密な通信方法で王妃と連絡を取っていたこと、さらにまた枢機官がこうしたからくりのすみずみまで嗅ぎ付けて、ありとあらゆる証拠を蒐集し、現行犯を抑えようとした瞬間に、公爵夫人の片棒を担ぐ一人の銃士が、陛下にご報告申し上げるため事件の全貌を正確に調査することを命ぜられた警官隊に、抜刀して襲いかかり、公務の執行を妨害した―」

私、今までずっとこれって「ねずみおとし」のことだと思ってたんですけど、最近改めてこの部分読み返してるうちに、もしかしてアラミスが9章で言っていた「アラミスがバッキンガム公爵と間違えられちゃった事件」を指しているのではないかと思うようになってね。

根拠としては

①ダルタニャンはこのときはまだ「銃士」ではない

②ねずみおとしはあくまで「情報収集」が目的(おそらくコンスタンスの行方なりシュヴルーズ公爵夫人やバッキンガム公爵の動向を知る手がかりや関係者を捕えるのが目的)であって、コンスタンスが引っかかったのはある意味偶然。「ありとあらゆる証拠を蒐集し、現行犯を抑えようとした瞬間」ではない。

③ていうか、「現行犯逮捕」というならむしろアラミスの件の方が状況的に現行犯逮捕に近いのでは?

④9章でアラミスが語っていた「博士の姪」はおそらくシュヴルーズ夫人のことだと考えられるため(※)、この公爵夫人の片棒を担ぐ一人の銃士はアラミスである可能性が高い。

(※ 19章でダルが「さしあたり俺はあの『博士の姪』のまねをして、何も言わないことにする」と言っているのは、コンスからすべての事情を聞いてあの晩アラミスの家にいた女性=アラミス曰くの『博士の姪』=シュヴルーズ夫人であることを知っており、彼女がアラミスに何も言わずにパリから去っていったことになぞらえてそういう言い方をしたと思われる。)
 
というのがあるのですが。

それにアラミスは9章で、枢機官側に自分が勘違いされたことだけ語っていて、自分たちがその後どうなったのか(どうしたのか)については話していないんだよね。そもそも枢機官側の警官隊(ロシュフォール率いる護衛隊?)が人違いだと分かったところで黙って引き下がるはずがないし、アラミスの案外喧嘩っ早い性格を考えると、そこで一戦交えたのは明らかな気がするし…。

…って思ったのですがどうでしょう?(笑)

「いや~やっぱねずみおとしのことじゃね?」っていう意見もあるかもしれないですが、なんとなく、「これはアラミスのこと」と考えるのも面白いんじゃないかな~なんて思ったり。

9章でアラミスが語っていた逢引きがただのデートなのか、それともバッキンガム公の件についての密談も兼ねたデートだったのか定かではないですが、バッキンガム公に銃士の格好をさせたのはこの件が発端…というか、「枢機官の金で王妃様をお助けする(18章)」じゃないけど、皮肉を込めたオマージュにした部分もあったんじゃないかな~とか。

その後リシュリューはロシュフォールに命じてヴァージラル街25番地とラ・アルプ街75番地を家宅捜査させてるけれど、11章あたりのくだりと照らし合わせるとヴァージラル街25番地=アラミスの家のある場所辺りなわけで、15章でアラミスが家宅捜査の時期と前後して5日間ほど休暇をもらって「家事上の用向き」という理由でルーアンに行ったというのがさらっと書かれてるけど、これって絶対捜査の手から逃れるために行方をくらませたってことだよね、とか(笑)。

っていうか、暗かったとはいえ銃士の1人というのが分かっているのにその銃士がどこの誰かは分からなかったのかよ!身元バレさせないなんてアラミスすげぇな、ロシュフォールって「枢機官の懐刀」って呼ばれてて結構凄腕の剣士兼スパイみたいな書かれ方されてるけど、そいつにいっぱい食わせるなんてアラミスは1部でも結構侮れねぇな、と1部アラミスの株が自分の中で急上昇中なのでした(笑)。

…しかし、こう考えてみると、1部アラミスってはっきりしたこと書かれていない分、2部や3部以上に怪しいよね…。バッキンガム公の件に関してはこちらが思ってる以上に積極的に絡んでたのかもしれない。手紙の件もあってシュヴルーズ夫人に振り回されている感のあった1部アラミスだけど、実は結構自主的に動いてたんじゃないかなぁ…。

2部でダルがアラミスに会いに行ったくだりを読んだとき、アラミスの何をそんなに警戒する必要があるのか、アラミスってそんなに警戒する必要のあるやつだったっけ?なんて思ったのですが、なるほど、1部でコレならそりゃ警戒もするよね…。

拍手、ありがとうございました!!

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1部アラミスって意外と侮れないのかもしれないという話①

1部アラミスと言えばシュブルーズ夫人からの手紙が来るの来ないので出家するのしないの大騒ぎしてて、さらに物語がアトスとダルを中心に進んでいくのでイマイチ頼りない感じがしていたのですが、実は最近1部前半を読み返していて、「あれ?もしかしてこの人、1部の時点から結構侮れなかったりする??」と思うようになりましてね

例えば1巻2章のこの部分。

銃士の1人「(シャレーの従者が)ブリュッセルでロシュフォールに会ったというんだ(中略)ロシュフォールのやつめ、坊主に身をやつしたのが図に当たって、レーグ殿にうまうまといっぱい食わせたというんだが、レーグ殿は元々お人がいい方で…」
ポルトス「正真正銘お人がいいよ。だがその話は確かなのかい?」
銃士の1人「アラミスから聞いたんだよ」
(中略)
アラミス「昨日きみの耳にも入れておいたじゃないか」
(中略)
ポルトス「枢機官は貴族の1人にスパイをつけて、そのごろつきの、悪党の、裏切り者に手紙を盗ませたというんだな。スパイを手先に使ってこっそり手に入れた手紙を種に、シャレーの首をちょんぎろうっていうのかい。あの男が陛下を亡き者にして、王妃と王弟殿下を結婚させようとしたなんて、くだらない口実を見つけたものさ。この妙な話は誰も嗅ぎ付けたことがなかったのに、きみが昨日すっぱ抜いてくれたんだぜ

誰も知らなかった政治上の事情(というか秘密?)をアラミスだけが知ってたんですよね。コレって結構すごいことなのではないかと…。

ハンカチの件などでフワっとしか書かれてないけど、バッキンガム公爵渡仏の件に関しても何やら絡んでたらしいことが匂わされてるし…。

上のシャレーの話なんかは、アラミスがどうして知り得たのかってことを考えると色々妄想膨らみますね。単純にシュブルーズ夫人とか、社交界のご婦人や貴族から伝え聞いたのか、それとも自分も何かしらかかわっていたのか、とか…。

もしかしてもしかしなくても、意外と暗躍してる?と思ったのでした。


拍手、ありがとうございました☆

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天は二物も三物も与えるところには与える

最近ふと、アラミスって文武両道というか才色兼備だよね~って思いましてね。

いやだって、剣の腕前はパリで3本の指に入るくらいの剣士なんだし、どっかに銃の腕もいいみたいな記述もあったような気がするので、「武」はもちろん、

詩だって作るし文章練るのだって上手い(手紙の代筆頼まれるくらいだし)ので「文」もイケるわけでしょ?

神学の勉強だってしてて、詩や文章書くの得意とくると文系人間のような気がするけど、技師の勉強もしてたみたいだから理数もデキるっぽいし…。

おまけにイケメンって…非の打ちどころがないどころか全然隙が見当たらないんですけど!


「天は二物を与えず」っていうけど、ちょっと与えすぎなんじゃないですかコレw
 
っていうかむしろ、与えられていないものってなんだろう…。性格?腹の白さ…とか…??(笑)


拍手、ありがとうございました!

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5巻30~31章

しつこいようだけど(ホントしつこいw)5巻の話。アラミスが軍隊引き連れて来るシーンね。

このシーン、20章のレス大司教補のシーンと対比させると面白いと思うんだよね。アラミスのすごさemojiが際立って。ぶっちゃけ対になってるような気さえするんだわ。

だって方や軍隊の統率がとれず、敗戦となったばかりか大将が逃げる兵士の後を追うようにして逃げて行ったのに対し、もう一方は軍隊をしっかり管理し、人材を適切に配置し統率のとれた行動をとっている・・・。

アラミスはさりげなく「大司教補から軍隊を借りた」って言ってるけど、なんかもう、意図してんだかそうじゃないんだか分からないけど、「地位はあんたの方が上だけど能力は俺の方が上」って暗に言いたいみたいな(笑)。

あーアラミスのことだから、「非意図的」ってうことはまずないかもしれないな…(笑)。

アラミスが人の上に立って周りの人間を使うっていうのは3部に入ってからだけど、このシーンは彼の「人の上に立つ素質」というのが初めて見えてくるところなんじゃないかな、と思います。

以前「ルネ」は一部スペイン語圏(おそらく南米辺りだろうけど)では「生来の王」という意味があるらしいと書いたことがあったけど、いやもうまさしくその意味に違わない人だよね。

「ダル物」的には、アトスこそが王者の風格の持ち主なんだろうけど、アラミスはそれとはまた違った王者の風格の持ち主というかね。

アトスの持つ王者の風格というのはあくまでも封建貴族の象徴的な風格で(言ってみれば戦の場に主君が顔を出すと兵士たちの士気が上がる的な)、アラミスの場合は実務的な風格って気がするんだよね。


拍手、ありがとうございました!

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「コリント前書」って…?

しつこいようだけど5巻、ダル達がフランスに帰国して以降の話。前にも取り上げたけど、20章のアラミスのこのセリフね。

「大司教補であらせられる猊下は、さだめし聖書の文句をご存知でしょうな?」
「大公殿下は今日、あなたをコリント前書の聖パウロのように扱っておられますな」

…「コリント前書」って…どこ…??

私は大学がプロテスタントの学校で、専門も宗教学だったため(キリスト教は専門ではないですが)今でも大学から配布された聖書を持っているのですが、そこには「コリント前書」という項目はないんですよね。

「コリントの信徒への手紙1」ならあるんだけど。

名前からしてこのことかな?それとも、聖書って1つのタイトルもいくつかの「章」に分かれているから、別のタイトルの中に同名の章があるのかしら?と思ってYAHOOさんに聞いてみたら、どうやら「コリントの使徒への手紙1」の別訳らしい。

他にも「コリント人への第1の手紙」とか「第一コリント」とか色々あるようなのですが。ウィキペディアに載っていた「コリント前書」の内容の訳が古い文語調になっていたので、もしかしたらダル物発行当時はそっちの方が主流だったのかなーなんて思ったんですけども(まぁもともとが古い外国語だし訳も色々出ているので何とも言えないですが)。

で、この「コリント前書」、どんな内容なのかというと、使徒パウロがコリントに住む信徒の共同体がもめ事を起こして分裂しかかっていることに嘆き、彼らを再び一つにすべく教え諭している、というもの。

まぁアラミスは「今日の大司教補はコリント前書の聖パウロみたいですよねー」と嫌味言ったわけですが、「コリントの信徒達に聖パウロが教会の教えを教え諭している内容のどの辺に嫌味として利用できる部分があるんだろう?」と常々疑問に思ってたんですけど、ああなるほど、統率のとれていない部隊をコリントの信徒に、それを指揮している大司教補を聖パウロになぞらえたってわけか。

それとも「コリント~」の4章にこんな節があるから、こっちかな。

「神は私達使途を、まるで死刑囚のように最後に引き出される者となさいました。私達は世界中に、天使にも人にも、見世物となったからです。」

だってホラ、大司教補、「逃げていく部隊の後を追っていった」ってことは部隊の一番最後にひっついていったわけだし、結局指揮官としての無能ぶりを敵味方にさらけ出したわけだから、見世物もいいところだと思うしね。

まぁどっちを指してるんだか分からないですが、でもアラミスが聖書の文句をご存知でしょうな?」って言ってるってことは、後者かなーという気もしないでもないです。いや両方かもしれないな。

多分ストレートに言うとすると「大司教補ともあろうお方が部隊の統率もとれず、見世物になってるなんて、うっわw恥ずっかしー!!wwww」ってとこかな?

…ああ…うん…この上のない嫌味だね(笑)。

ホント、よく軍隊貸してもらえたなー。
 
 
拍手、ありがとうございました!

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